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価格改定の余波?! PentiumIII/Celeron値下がりと新CPU登場ラッシュが同時に

2001年06月02日 19時48分更新

文● G&D MATRIX/text by 小磯

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価格表

 27日に行われたIntelの価格改定でPentiumIII/Celeronが高クロック版を中心に値下がり。すでに先週末の段階である程度“フライング”値下げは行われていたが、正式なプライスカットを経てPentiumIII-1GHzは最安値ではじめて2万5000円を割った。Celeron-850MHzも先週から2000円以上の値下がりとなっている。



PentiumIII-1GHz
cD0コア版PentiumIII-1GHz

 それと同時に低クロック版が市場から姿を消しつつある一方で、29日からcD0ステッピングコア版PentiumIII-1GHzが市場に出回りだしている。詳細は不明ながらステッピングの変更とともにマザーボード(BIOS)側の対応が必要になっており、すでにいくつかのショップではcD0コア版PentiumIIIが動作しないマザーボードを複数確認しているという。



変更点
cD0コア版のリテールパッケージには若干の変化がある。もっとも、化粧箱の表面から“Flip Chip PGA”のロゴが消えた点や脇の注意書きに気をつければ間違えることはないだろう。購入時にはここをチェックだ

 現在流通が確認できているcD0コア版PentiumIIIは1GHzと866MHz。今後すべてのPentiumIIIがこのcD0ステップへ順次切り替えられていくと思われるが、IntelやマザーボードメーカーからcD0ステッピングについての説明がほとんどない状態だけに、cD0コア版PentiumIIIはしばらく人柱的アイテムとなってしまうだろう。購入を検討している人は、対応マザーボードについての情報収集が必須だ。



Athlon-1.4GHzとDuron-950MHz入荷

 そんなIntelの混乱を後目に、AMDからAthlon-1.4GHzとDuron-950MHzが登場。ともにアキバ名物“フライング販売”で、AMDのラインナップには存在しないCPUだ。Intelの価格改定に水を差す絶妙のタイミングでデビューしたことを考えると、ひょっとしたら戦略の一環?



Duron-950MHz
Duron-950MHz

 Athlon-1.4GHzについての詳細は5月31日の記事を参照してほしいが、今週からAthlon-1.4GHzと同じくロットナンバーと思われる文字列が13桁になったAthlon-1.33GHzも出回りだしている。今後13桁で統一されるのかもしれない。
 ちなみにDuron-950MHzは単純に高クロック版であるようだ。マーキングは“D950AUT1B”で、駆動電圧(1.6V)など基本仕様に変化はない。



品切れ中

 このほか、1日現在すでに完売となっているが、VIA C3-733MHzXeon-1.7GHzも今週アキバに登場。それぞれ詳細は紹介記事を参照してほしい。いずれにせよ、未だ登場していない“Tualatin”や“Palomino”(製品名:Athlon 4)に向け、各社動き始めた感がある。

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