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収益の上がるところに引け!! ――海底光ケーブルの敷設方法で分かるレベル3の戦略

2001年06月04日 16時29分更新

文● 編集部 中西祥智

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海底ケーブルの開設と平行して、古田興司代表取締役社長が、レベル3の戦略について説明した。

同社の“Ti3er”のうち、6月中にサービスを開始するのは日本と香港を結ぶ部分。日本―韓国―台湾―香港の部分は、今年中に竣工し、来年初頭にサービスを開始する予定。

“Ti3er”
“Ti3er”。青い部分が6月中にサービス開始。赤い部分は来年初頭にサービス開始

レベル3は、この“Ti3er”が完成すれば、当面新規に海底ケーブルを敷設する予定はないという。それは、同社のビジネスモデルが収益の見込める地域にのみ海底ケーブルを敷設し、それをディスカウントして販売するという形であるためだ。他社が採算の取れない設備を抱えて価格が下げられないのに対して、レベル3は利益率の高い設備しか持たないため、大きなディスカウントで、競合他社のシェアを奪うことができるのだ。

レベル3の戦略
レベル3の戦略。表のとおり、下4国・地域のようにトラフィックが多い地域にしかサービスを供給しない

米AT&T社と英ブリティッシュ・テレコム(British Telecommunications)社などの伝統的通信事業者が苦境にあえぐ中、レベル3や米グローバル・クロッシング(Global Crossing)社などの新興事業者がシェアを拡大している。伝統組と新興組では企業体質がまったく違うため、今後も新興組の躍進が続くとみていいだろう。

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