カノープス(株)は1日、米NVIDIA社の最新2D/3Dビデオチップ『GeForce3』(コードネームNV20)を搭載した“SPECTRAシリーズ”の最新モデル『SPECTRA X20』を発表した。7月上旬に発売する。価格はオープンで、予想店頭価格は7万円前後。
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従来の数字4桁が付く製品名とは異なる新シリーズの第1弾『SPECTRA X20』。独自設計の基板に新冷却システムを採用する |
『SPECTRA X20』は、ビデオメモリーにDDR SDRAM64MBを搭載するSPECTRAシリーズのハイエンドモデル。ビデオチップ(DAC)からのアナログ信号を、メイン基板とは別の基板で出力する“SSH(Canopus Signal Super Highway)”や、ディスプレーの特性に合わせて調整可能なアナログ信号フィルター“DFS(Dual Filter System)”など従来製品『SPECTRA 8800』で採用しているアーキテクチャーを継承するほか、2方向に吹き出し口を持つ冷却ファン“Firebird G2”と銅製プレート“インタークーラーブレード”によりビデオチップとメモリーを冷却するシステムを採用したのが特徴。また、パソコンのスタンバイモードで誤ってビデオカードの抜き差しを行なわないように、通電状態を示すLEDを基板上に追加している。
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通電中を示すLEDは外部電源端子のそばに設けられている |
付属ソフトは、WinDVDの再生エンジンを搭載したDVD-Video対応マルチメディアプレーヤー『MEDIACRUISE』、ガンマやオーバーレイ画面の色味を調整できる『SPECTRAユーティリティ』など。対応OSはWindows 98 SE/Me/NT 4.0/2000。
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『MEDIACRUISE』(DVD再生時) |
