VIA C3-733AMHz |
VIA C3に、最高クロック700MHzを33MHz更新する733MHz版が登場した。今回登場したC3-733AMHzはFSB 133MHzで倍率は5.5倍。CPUコアがSamuel2であり、0.15μmプロセスで製造されているのは従来どおりとなっている。
ただし同製品はES品。代理店のアイティーシーによれば「製品版として発注したらES品が納入された」とのことで、これは前に同社扱いのC3-700AMHz ES品がDOS/Vパラダイス本店に入荷したときと同じだ。
ちなみに今回登場したものは“VIA C3 Processor”の刻印がある、コア電圧1.6V版。C3のマーキングやコア電圧については、クロックや出回った時期によりバラつきが出ておりナゾが残るが、これについてはVIAと直接取り引きしている代理店でも「VIAがどう動いているのかわからない」という。「ショップさんやユーザーさんにはごめんなさいと言うしかない」(アイティーシー)。
コア裏を見ると、ES品であることがはっきりと分かる |
C3-733AMHzは、バルクともリテールとも言えない“VIA Cyrix III”のロゴが入った小さな箱に入っている。このあたりがなんともVIA的?! |
入荷していたコムサテライト1号店/3号店によれば、販売する方向で検討中とのこと。コムサテライト1号店では予価7800円としている。すでにC3-750MHzが発表されておりそちらも気になるところだが、FSB 133MHzベースでは733MHzが最高クロックとなるため、総合的パフォーマンスを考えるなら750MHzより733MHzの方が有利かもしれない。ひょっとすると、これから夏に向け、低発熱・低騒音な自作PCニーズの高まりとともにC3がブレイクするかも…。
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