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日本ビクター、動画取り込み対応ハンドヘルドパソコン『MP-C304-B』を発売

2001年05月31日 21時57分更新

文● デジタルバイヤー編集部

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日本ビクター(株)は31日、OSにMicrosoft Windows Powered 2000日本語版を搭載したハンドヘルドパソコン“InterLink”『MP-C304-B』を発表した。6月8日に発売し、価格はオープン。

型番『MP-C304-B』の最後の“B”は“スペースブラック”から採られており、マグネシウム合金製の筐体はシックなブラックボディーとなった
型番『MP-C304-B』の最後の“B”は“スペースブラック”から採られており、マグネシウム合金製の筐体はシックなブラックボディーとなった

『MP-C304-B(スペースブラック)』は、現行の『MP-C303』の上位機種にあたる。USBインターフェースを介してDVカムコーダーから動画や静止画を取り込む機能が追加された。

基本スペックは従来機と同等で、CPUにVR4122-180MHzを搭載し、メモリーはROMを32MB、SDRAMを32MB、1024×600ドット/6万5000色表示(静止画のみ最大26万色表示が可能)の7インチ低温ポリシリコンTFT液晶パネルを装備する。ただしWindows Powerd 2000の基本解像度は800×600ドットで、1024×600ドット表示は同社独自拡張のためアプリケーションによっては動作しない可能性もあるという。PCカードスロットおよびCFカードスロット(いずれもTypeII×1)を搭載する。V.90準拠の56kbpsモデムを搭載するほか、PIAFS32k/64k対応のPHS、デジタル携帯電話(PDC)やcdmaOne(PacketOne専用)対応のインターフェースを内蔵する。

追加された動画取り込み機能は、同社のDVカムコーダー『GR-DVP3』に搭載されているMPEG-4動画記録機能と静止画取り込み機能に対応したもの。GR-DVP3とUSBインターフェースで接続し、GR-DVP3に装着したメモリーカードに記録された動画/静止画を取り込むことができる。同時に、標準搭載されている動画管理ソフト『ピクチャーアルバム』と動画再生ソフト『AVリンクジュークボックス』が、MPEG-4およびITU-Tで勧告されている音声圧縮符号化方式“G.726”に対応した。また、赤外線通信ポートから赤外線リモコン信号を送出してAV機器をコントロールする機能では、新たにブラウザーでテレビ番組表を選択すれば同社のビデオデッキでGコード番組予約が可能な“番組表ビデオ予約”機能に対応した。

電源は専用リチウムイオン充電池で、約6時間の利用が可能(連続通信時は約3時間)。本体サイズは幅217×奥行き153×高さ24mm、重量は約740g(バッテリー含む)。オプションとして、アームレスヘッドホンが付属する専用スティックコントローラー『MP-R3』(8000円)や、携帯電話/PHS接続用ケーブルが4種類(各7000円)が用意されている。

“InterLink”のロゴの入った専用キャリングケースを装着した『MP-C304-B』“InterLink”のロゴの入った専用キャリングケースを装着した『MP-C304-B』

新製品の発売に合わせて、“「MP-C304-B」発売記念キャンペーン”を実施すると発表した。期間は、発売日から7月31日までの2ヵ月間で、購入したユーザーに抽選で300人に(株)吉田の“吉田カバン”特製『“InterLink”専用キャリングケース』をプレゼントする。抽選に漏れたユーザーには、“InterLink”のロゴマークが入ったオリジナルアームレスヘッドホン『Be!』をプレゼントするという。

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