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米インテル、Itanium-733/800MHzを発表――搭載システムは6月に出荷

2001年05月29日 23時48分更新

文● 編集部 佐々木千之

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米インテル社は29日(米国時間)、64bitプロセッサーの『Intel Itanium』733/800MHz版を発表した。Itaniumを搭載したサーバー/ワークステーションが、6月に各メーカーから正式出荷されるとしている。年内におよそ25社が35モデル以上を出荷する見込みという。

『Intel Itanium』
『Intel Itanium』
Itaniumのロゴ
Itaniumのロゴ

Itaniumプロセッサーの主なスペックは以下の通り。

  • Explicitly Parallel Instruction Computing(EPIC:明示的並列命令コンピューティング)(※1)
  • 32KBの1次キャッシュ、96KBの2次キャッシュ、2/4MBの3次キャッシュ
  • 128の整数レジスター、128の浮動小数点レジスター、8つの分岐レジスター、64のPプレディケートレジスター(※2)を持つ
  • データバスクロックは266MHz(バンド幅は毎秒2.1GB)
  • Machine Check Architecture(MCA)、Error Correcting Code(ECC)(※3)
  • IA-32とバイナリコンパチブル
  • 2500万トランジスター(これ以外にキャッシュメモリー分として3億トランジスター)
※1 EPIC:インテルがヒューレット・パッカードと共同開発した、スペキュレイティブ実行、条件タグ付き命令、明示的並列実行といった技術を組み合わせることで、より高い並列実行性やスケーラビリティを実現するという、並列処理技術。

※2 プログラム実行時、分岐によってパイプライン動作が乱れることを防ぐための特別なレジスター

※3 エラー訂正機能付きチェック機構。Itaniumでは、プロセッサー内部のメモリーだけでなくデータバスに関してもエラーチェック/訂正機能を備える。

価格は2MBの3次キャッシュを備えるItanium-733MHzが1177ドル(約14万1000円)、4MBの3次キャッシュを備えるItanium-800MHzが4227ドル(約50万8000円)。

Itaniumに対応した64bit OSは、米マイクロソフト社のWindowsプラットフォーム(『64-bit Edition for Workstation』、『64-bit Windows Advanced Server Limited Edition 2002 for Servers』)、米ヒューレット・パッカード社の『HP-UX 11i v1.5』、米IBM社の『AIX-5L』および64bit版Linux(ディストリビューターは米カルデラインターナショナル社、米レッドハット社、ドイツのSuSE社、米ターボリナックス社)としている(出荷予定のものも含む)。

Itanium(アイテニアム)はインテルのIA-64(Intel Architecture 64)技術で作られた、同社初の64bitプロセッサー。開発には米ヒューレット・パッカード社も協力している。当初“Mersed(マーセド)”のコードネームで開発していたもので、'99年10月にItaniumというブランド名を発表している。何度か正式出荷を延期しており、ブランド名発表時では2000年後半に正式出荷するとしていた。

なおインテルは2001年3月に開催した“Intel Developer Forum Spring 2001”において、第2世代のItaniumプロセッサーとして、3次キャッシュまでもオンダイ化し、バス幅をMersed版Itaniumの3倍に高速化した“McKinley(マッキンリー)”の動作デモンストレーションを行なった。さらに次の世代のItaniumコアとして、“Madison(マジソン)”および“Deerfield(ディアフィールド)”を予定している。

IDF Spring 2001で示した“McKinley”プロセッサー
IDF Spring 2001で示した“McKinley”プロセッサー

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