コニカ(株)は29日、デジタルカメラの新シリーズ“コニカDigital Revioシリーズ”2機種を発表した。
コンパクトな『コニカ Digital Revio KD-300Z』
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『コニカ Digital Revio KD-300Z』 |
『コニカ Digital Revio KD-300Z』は、幅87×奥行き30×高さ55mmで重さ約165gのコンパクトなステンレス合金製の本体に、334万画素(有効画素数324万画素)の原色CCDを搭載したデジタルカメラ。また光学2倍ズームとデジタル2倍ズーム機能も実装する。
カメラ本体にはUSB端子は実装していないが、別売のカードリーダーに装着してパソコンにUSB接続することで、“USBストレージクラス”に対応する。
レンズは6群7枚で、焦点距離は7.8~15.6mm(35mmフィルムカメラ換算で38~76mm相当)、F値は2.8~3.5、マクロ撮影時は60mmの距離での接写が可能。シャッタースピードは2000分の1~1、2、4、8秒。画像はSDメモリーカードかMMC(マルチメディアカード)に記録する。記録可能な画素数は2048×1536ドットまたは1024×768ドットで、前者の場合はTIFFファイルで約1枚記録可能な“TIFF-RGB”、JPEGファイルで記録可能な“スーパーファイン”(7~9枚)、“ファイン”(15~19枚)、後者の“ノーマル”(54~64枚)の各種モードがある(16MBSDカード使用時)。
320×240ドットの解像度で、動画を最大15秒、Motion JPEG方式で約3ファイル記録することも可能。装備するビデオ出力端子はNTSC/PAL双方に対応している。電源はAC電源かリチウムイオンバッテリー(3.6V)で、バッテリー駆動で撮影可能な枚数は、液晶ディスプレー使用時で約140枚、未使用時で約170枚となっている。
付属品は16MBマルチメディアカード、 リチウムイオンバッテリーパック、ACアダプターなど。価格は8万8000円で、7月上旬に出荷を開始する。
USBストレージクラス対応『コニカ Digital Revio KD-200Z』
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『コニカ Digital Revio KD-200Z』 |
『コニカ Digital Revio KD-200Z』は211万画素(有効画素数202万画素)の原色CCDを搭載したデジタルカメラ。USB端子を実装し、“USBストレージクラス”に対応しているため、撮影した画像を特別なソフトを使用することなく、Windowsのエクスプローラ上などで、パソコンに取り込むことができる。
レンズは6群7枚で、焦点距離は5.4~16.2mm(35mmフィルムカメラ換算で35~105mm相当)、F値は2.8~4.6、撮影範囲は通常時0.25m~∞、マクロ撮影時0.25m~0.8m。シャッタースピードは2000分の1~2秒。画像はSDメモリーカードに記録する。記録できるフォーマットはJPEG、記録可能な画素数は1600×1200ドットの“スーパーファイン”(約17枚)、1280×960ドットの“ファイン”(約26枚)、640×480ドットの“エコノミー”(約60枚)のモードがある(8MBメモリーカード使用時)。
本体サイズは幅100×奥行き30.5×高さ61.5mmで、重さは約170g。付属品は8MBのSDメモリーカード、リチウムイオンバッテリー、ACアダプターなど。価格は6万8000円で、7月下旬に出荷を開始する。
ウェブを利用したサービス
また、コニカは“コニカ オンラインラボ”サービスを6月中旬に開始する。
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“コニカ オンラインラボ”のサービス概要図 |
同サービスは3つの要素で構成されている。
- “デジタル百年プリントサービス”
- “コニカオンラインラボ”サイトに画像をアップロードし、プリント注文を行なえる
- “オンラインアルバムサービス”
- 1年間50MBまで、無料でコニカのサーバーに画像を保存できる。インターネット上で共有することも可能
- “オンラインパーク”
- コミュニティ&アミューズメントサイト。会員がアップロードした顔写真を、似顔絵にデフォルメしてEメールに添付して送信するサービスなど
これらのコンテンツはスタート当初のものであり、その後はさらに追加していくという。
