日本Sambaユーザー会は28日、「Samba 2.0.9 日本語版 1.0」をリリースした。 Sambaは、UNIXマシンをWindowsのファイル/プリンタサーバとして機能させるソフトウエア。
オリジナルのSamba 2.0.9をベースに、Samba 2.0.7日本語版で実装されたSWAT(SambaのWebによる管理ツール)の国際化や、Windowsの日本語機種依存文字のサポートなどをそのまま実装している。
Samba 2.0.9日本語版独自の特徴としては以下のものが挙げられる。
- smb.confの日本語テンプレートを同梱
- smbclientコマンドでの日本語サポートの強化
- HEX、CAPのオペレーションを支援するsmbchartoolの提供
- 各種セキュリティホールの修正
- O'Reilly「Using Samba」の完全邦訳版を同梱
今後は、Samba 2.0.7日本語版での不具合を修正した“1.1”のリリースに向けて開発を行なっていく。先月リリースされたオリジナルのSamba 2.2.0は、日本語環境で使用すると不具合が生じるため、日本Sambaユーザー会では、日本語版の開発の成果を元に、Samba 2.2.0の動作検証や改良作業を進めているという。
ダウンロードは、http://www.samba.gr.jp/download.htmlにあるミラーサイトより可能。主要OSのバイナリパッケージも近日中に提供される。