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“情報セキュリティ・マネジメント研究会”が発足

2001年05月25日 21時18分更新

文● 編集部 中西祥智

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ネットワークセキュリティーなどについて研究する“情報セキュリティ・マネジメント研究会(AISM:Association for Information Security Management)”が25日、一橋大学安田聖教授らによって設立された。安田教授が代表を務める。

左から、本多光照運営委員長、安田聖代表、川崎二六運営委員
左から、本多光照運営委員長、安田聖代表、川崎二六運営委員

安田教授らは1997年ごろから、コンピューターセキュリティーに関する私的な勉強会を行なってきた。そして、情報セキュリティーマネージメントに関して広く啓蒙活動を行ない、また知識の共有を図るため、今回の研究会設立となった。

会員は、実際に企業でシステムの運営を行なっている人々の参加を求める。ただし、正会員になるには既存の正会員2名以上の推薦が必要となる。活動内容は、10名程度で構成するテーマごとの研究分科会を月に1回程度、開催する。また、年に4回程度の公開セミナーも開催する。セミナーのテーマは、話題性のあるトピックと、セキュリティーに関する基礎知識から2点ほどとりあげる。セミナー以外にも、ウェブサイトや会報などで研究成果を発表する。

具体的に研究する内容については、ネットワークセキュリティーの基礎的なもの、Eコマースでの認証、セキュリティーポリシーなどについて研究する。分科会ごとの詳細なテーマなどはまだ未定だが、基礎知識の初級編と、認証や暗号化などの応用編の2方向について、運営委員会で選択して決定する。

現在の会員は22名で、同会では「ある程度の母数を」確保するため、100~200名程度の会員数を見込んでいる。また、スポンサー企業も募集する。第1回のセミナー開催は、7月17日の予定。

連絡先は、Tel:(042)336-0405、Fax:(042)336-0559、Eメールアドレスaccess@security-jp.org。

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