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CCNA

資格通信

2001年06月15日 02時28分更新

文● NETWORK MAGAZINE 編集部

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 CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、シスコシステムズ(以下シスコ)が行なっている資格制度「シスコ技術者認定(Cisco Carrer Certification)」の1つである。シスコ技術者認定は、TCP/IPの基礎的な知識や、デファクトスタンダードとも言える同社のルータやスイッチを使ったメンテナンスやトラブルシューティングの知識まで、幅広いネットワークの知識を体系だてて評価する資格となっている。そのなかでCCNAは、入門資格の位置づけとなるネットワークエンジニア向けの資格である。

 シスコ技術者認定は、初、中、上級といったカテゴライズを「アソシエイトクラス」「プロフェッショナルクラス」「エキスパートクラス」と分けている。さらに、シスコのルータやスイッチによるネットワークに関する知識を問う「ルーティング&スイッチング」と、フレームリレーやATMといった大規模ネットワーク環境に関する知識が必要な「WANスイッチング」の2つのカテゴリが用意されている。

 今回のCCNAは、ルーティング&スイッチングのアソシエイトクラスに位置づけられ、取得対象者は「IP、IPXプロトコルを利用するネットワークに関する技術的な知識・構築・管理・運営経験のある技術者」となっている。模擬問題にもあるように、ネットワーク技術者が必要と思われる基礎的なプロトコルや、同社のIOSの知識などが必要となるものだ。なおCCNAを取得すると、次のプロフェッショナルクラスのCCNP(Cisco Certified Network Professional)、さらに最上級資格の位置づけのエキスパートクラスとなるCCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)という資格を取得することが可能になる。

 なお、8月14日から従来の問題内容が更新された「CCNA 2.0日本語版」が開始されている。これにより、従来のCCNA 1.0日本語版は8月31日で終了している。ただし、すでにCCNA 1.0の資格を取得している場合は、CCNA 2.0を再受験する必要はない。

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