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Linux操作の基本、ファイルやディレクトリ操作をコマンドでできるようになろう。

覚えておきたい必須コマンド30―その1・ファイルの基本操作

2001年05月31日 00時00分更新

文● 中野 賢

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ファイルの削除は、rmコマンドで行う。削除したいファイルを引数に指定する。

USER$ rm foo bar

指定されたファイルの存在するディレクトリに書き込み許可がないと削除できない。ディレクトリ内容の変更ができないためだ。この場合は、chmodコマンドで、ディレクトリに書き込み許可を追加してから削除する。

また、ディレクトリに書き込み許可があっても、削除するファイルに書き込み許可がないと、削除するかどうかの確認メッセージを出力する。fオプションを指定すると、書き込み許可に関わらず、確認メッセージを出さないようになる。

USER$ rm -f filename

逆に、書き込み許可があっても確認メッセージを出力したい場合は、iオプションを指定すれば、個々のファイルに対して削除するかどうかを聞かれる。

USER$ rm -i *
rm: remove `sample.aux'?

しかし、慣れてきたり、答える回数が多くなると、勢いで“y”を押してしまうこともある。できれば、rmコマンドを実行する前に、lsコマンドで同じ指定をして一致するファイルを確認するほうがよいだろう。

rmコマンドにも、rオプションがある。意味はcpと同じだ。ディレクトリに対して再帰的に操作を繰り返す。

USER$ rm -r directory

先に説明をしたrmdirコマンドは、対象ディレクトリ内にファイルやサブディレクトリがある場合、ディレクトリを削除しない。しかし、rmコマンドではファイルもサブディレクトリも削除する。そのため、rオプションを使う場面では、特に気をつけて使おう。

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