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Linuxの基本操作

初めてでも大丈夫!今日から使える Linux (第2部)

2001年05月21日 06時26分更新

文● 竹内充彦

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 Linuxが起動すると、画面1のようなログインパネルが表示される。

画面1 ログインパネル
画面1 ログインパネル

 Linuxは、ある種の機能を除き、基本的にはシステムにあらかじめ登録されているユーザーでないと利用できないようになっている。そのため、Linuxを利用する際には、ユーザー名とパスワードによる認証が行われる。これをログインと呼ぶ。Windowsでも、ネットワークに接続する場合や、複数のユーザーで利用する場合などには、ログオンという認証がある。Windows 95/98のログオンは、キャンセルしても、ネットワークに接続されなかったり、自分用のデスクトップ環境が再現されないだけで、システムの多くの機能は使えてしまう。しかし、Linuxでは、正しくログインしないと、基本的に利用できないと考えよう。

 ログイン時に必要なのは、あらかじめ登録されているユーザー名とそれに対応したパスワードだ。インストール時にrootというログイン名のパスワードを登録した。したがって、少なくともrootというユーザーは登録されていることになる。

 ここでは、rootでログインしてみることにしよう。「Login:」と書かれたテキストボックスにユーザー名を「root」と入力しEnterキーを押す(この時マウスポインタがパネルの上に乗っていないと、入力を受け付けてくれないので注意)。すると入力したテキストボックスのタイトルが「Password:」に変わる。そこにインストール時に設定したパスワードを入力しEnterキーを押そう。この時、入力したパスワードが他人にバレないように、画面には「*」で表示される。

 これでログイン完了である。ログインパネルは消え、晴れてLinuxのデスクトップ環境が使えるようになる。

 ここで注意してほしいのは、rootでログインするのは初心者にとっては危険だということだ(コラム参照)。この特集を順に読み進み、できるだけ早く自分用の一般ユーザーを登録し、ふだんは一般ユーザーでログインするようにしてほしい。

 ログインをしたからには、利用が終わったら、ログアウトするのだが、その方法は57ページの「ログアウトとシャットダウン」の項で解説する。ここでは、次に進んで、実際にLinuxを利用してみよう。

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