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MontaVistaがCompactPCIボード開発メーカーのDiversefiedと提携

2001年05月18日 09時08分更新

文● 編集部

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組み込み機器向けLinuxディストリビューションであるHard Hat Linuxを販売する米MontaVista Software(以下MontaVista)と、Intelアーキテクチャに基づいたコンピュータボード設計/開発メーカーの米Diversified Technology(以下Diversified)は15日、テレコム、データコムおよび医療/産業分野の組み込み市場に向けて提携することを発表した。まずはDiversifiedの“CRX-1024Quad Intel Pentium III Xeon”システム用のLinuxサポートパッケージで協業を開始するという。

CRX-1024Quad Intel Pentium III Xeonシステムは5Uラックマウントタイプのシステムで、Pentium II XeonプロセッサまたはPentium III Xeonプロセッサを最大4個搭載し、テレコム、データコムの開発会社向けに設計されている。

また、両社では、14日から17日まで米California州で実施されているApplied Computing Conferenceに出展しており、16日と17日にはDiversifiedのCompactPCI(※1)のシステムとMontaVistaのHard Hat Linuxおよび“Hard Hat Net”(※2)を統合した、サンプルビデオ配信アプリケーションのデモンストレーションを行なうという。このデモでは、圧縮してエンコードした映像を、CompactPCIバックプレーンを通してネットワーク配信するというもので、再生は離れた所にあるIntelのブースで行なわれるという。

MontaVistaでは、先月9日に新しいバージョンのHard Hat Linuxを発表している。また、カーネル2.4に対応した、CompactPCIのホットスワップを実装し、オープンソースで開発を進めることを発表しており、CompactPCIとLinuxをベースにした可用性向上を狙ったシステムの構築環境が整備されつつあるようだ。

※1 CompactPCIはPICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)によって開発されている、工業用コンピュータのためのPCIベースのバス規格。電気的にはPCI互換のバス規格だが、物理的なフォームファクタは異なっており、220本のピンを使用したコネクタで接続される。工業用に開発されており、グラウンドピンが多いためノイズの多い環境でも安定して動作することができるほか、インピーダンス制御により、デスクトップPC用の4スロットより多い8スロットのシステム構成が可能となっている。現在CPUボードやインターフェイスボードなどが製品化されている。

※2 “Hard Hat Net”は、CompactPCIシステムと周辺機器の通信に一般的なプロトコルを使用するために、Ethernetドライバをエミュレートすることで使用するプロトコルの物理層を構成する。これにより、より高位にあたるLinuxのネットワークスタックは、既存のネットワークインターフェイスがあるのと同様に動作することができるという。

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