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ライブピクチャージャパン、画像配信/管理サーバーソフトを発売

2001年05月17日 18時13分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ライブピクチャージャパン(株)は17日、画像配信/管理サーバーソフト『MGI Zoom Image Server』を21日に発売すると発表した。

ライブピクチャージャパンは、カナダのMGI Software社の日本支社。'99年にMGI Softwareがライブピクチャーを買収合併し、以後MGI Softwareの日本支社として事業を展開している。

MGI Zoom Image Serverは、高解像度ズーム画像(FlashPix形式)(※1)をインターネット/イントラネットに高速配信できるサーバーソフト。既存製品『Live Picture Image Server 3.0』の基本機能を継承しながら、画像の表示速度、および表示する画像品質を向上させたという。数10MB容量の高解像度画像のうち、表示に必要な部分のみのデータをインターネット/イントラネット上に配信できるため、ネットワークやサーバー、クライアントにかかる負荷が少ないのが特徴となっている。

※1 FlashPix:複数の解像度データを1つのファイルに階層的に保持する画像フォーマット。ウェブサイトで最初に表示するときは低解像度画像で、ズームボタンを押すごとに解像度を上げて表示するといった解像度の使い分けが可能

サーバー上にあるオリジナル画像に対し、サイズ変更、切り取り、回転、カラー調整といった編集/加工処理を仮想的に行ない、データを配信できる“ダイナミックイメージ配信”機能を搭載しており、複数の加工済み画像データを用意する必要がない。ダイナミックイメージ用のURLおよびHTMLスクリプトを自動生成する“Authoring Assistant Tool”も備えている。

MGI Zoom Image Server
MGI Zoom Image Serverのイメージ。画像の仮想処理により、1つのオリジナル画像からさまざまにイメージを変更できる

また、“JDBCコネクティビティー”機能により、OracleおよびIBM DB2とデータ連携が可能、データベースに収納されている画像データをJDBC(Java Database Connectivity)経由で配信できる。さらに、エンドユーザーの画像へのアクセスログを集計し、レポートを生成する“レポーティングツール”も用意される。

対応OSは、Windows 2000/NT4.0、Solaris 2.6(2.7と8は動作確認済み)、Red Hat Linux 6.2(7は動作確認済み)。価格は96万円から。

本日都内で行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の田村修一氏は、マルチプラットフォームに対応し、画像を管理しやすくなる機能を追加した。既存製品は、日本においては全体の半数が大学や図書館、美術館といった公共施設に導入されているが、今後はイントラネットでの活用を企業ユーザーに促したい。今後1年間での販売目標は300本」としている。

田村社長
同社代表取締役社長の田村修一氏

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