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VAIOデスクトップ/VAIOノート

VAIOデスクトップ/VAIOノート

2001年05月17日 17時01分更新

文● 山崎

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 VAIOノートの夏モデルは、オールインワンノート「PCG-FX」、B5ノート「PCG-R505」「PCG-SR」、CCDカメラ内蔵ミニノート「PCG-C1」、A4ノート「PCG-QR」の各シリーズにニューモデルが登場した。ただし従来までのフラッグシップモデル「PCG-XR」シリーズは終了となった。またビデオカメラ内蔵ミニノート「PCG-GT」シリーズは従来モデルが継続して販売される。

フラッグシップモデル
PCG-FX

PCG-FX77G/BP
1400×1050ドット表示の高精細な15インチTFT液晶を装備する「PCG-FX77G/BP」。オールインワンノートらしくたっぷりした余裕を持つ大型のボディはゆったりと使用できる安心感を持っている。
 A4オールインワンノート「PCG-FX」シリーズは、従来からのPentiumIII/CeleronモデルにDuron搭載モデルを追加した全4モデルがラインナップする。1400×1050ドット表示の15インチTFT液晶を搭載する「PCG-FX77G/BP」は、CPUにPentiumIII-850MHzを採用しHDDは30GBを搭載する最上位モデル。PentiumIII-750MHzの「PCG-FX55G/BP」とCeleron-700MHzの「PCG-FX33G/BP」までの上位3モデルはいずれもCD-RW&DVDのコンボドライブを搭載。新たに加わったDuron-700MHz搭載の「PCG-FX11G/BP」は、DVD-ROMドライブを採用するなどスペックよりも低価格にこだわったバリューモデルだ。また全モデル共通でOffice XPをプリインストールし、LANポートを標準で装備している。

 SonyStyle専用モデルとしてPCG-FX77G/BPとほぼ同等のスペックでWindows 2000をプリインストールする「PCG-FX90G/K」、PCG-FX55G/BPと同等でWindows 2000モデルの「PCG-FX60G/K」というよりビジネス向きなモデルも用意されている。


PCG-FXシリーズの主なスペック
製品名 PCG-FX11G/BP PCG-FX33G/BP PCG-FX55G/BP PCG-FX77G/BP
CPU Mobile Duron-700MHz Mobile Celeron-700MHz Mobile PentiumIII-750MHz Mobile PentiumIII-850MHz
メモリ 128MB
液晶 14.1インチTFT 15インチTFT
解像度 1024×768ドット/フルカラー 1400×1050ドット/フルカラー
ビデオ RAGE Mobility-M1 i815EM
HDD 20GB 30GB
ドライブ DVD(DVD8倍速/CD24倍速) CD-RW&DVD(R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/CD24倍速) CD-RW&DVD(R8倍速/RW4倍速/DVD12倍速/CD24倍速)
重量 約2.9kg 約2.8kg 約3.1kg 約3.2kg
OS Windows Me
Officeアプリ Office XP
発売時期 5月26日
実売価格 19万円前後 23万円前後 26万円前後 28万円前後

携帯性と利便性の両立
PCG-R505

PCG-R505R/GK
発表から1カ月余りで早くもモデルチェンジが行われた「PCG-R505」シリーズの上位モデル「PCG-R505R/GK」。CD-RW&DVDのコンボドライブを内蔵するドッキングステーションによる高い拡張性が魅力のB5モバイルノートだ。
 4月14日にデビューしたばかりのB5サブノート「PCG-R505」シリーズにも後継機種が登場した。ラインナップはCD-RW&DVDのコンボドライブ搭載のドッキングステーションを同梱するPentiumIII-850MHz搭載の「PCG-R505R/GK」と本体単体モデル「PCG-R505R/AK」、PCカード接続のCD-RWドライブが付属するCeleron-650MHz搭載の「PCG-R505/ABW」という3モデルとなる。上位2モデルのHDD容量が20GBから30GBに拡大され、PCG-R505/ABWにプリインストールされるビジネスアプリがOffice 2000からOffice XPに変わった程度のスペックアップにとどまる。

 またSonyStyle専用モデルとして、外付けドライブではなくオプションのドッキングステーションと組み合わせたいというユーザーのために、PCG-R505/ABWの本体単体モデル「PCG-R505/ASP」が用意されている。


PCG-R505シリーズの主なスペック
製品名 PCG-R505/ABW PCG-R505R/AK PCG-R505R/GK
CPU Mobile Celeron-650MHz Mobile PentiumIII-850MHz
メモリ 128MB
液晶 12.1インチTFT
解像度 1024×768ドット/フルカラー
ビデオ i815EM
HDD 15GB 30GB
ドライブ 外付けCD-RW(R8倍速/RW4倍速/CD24倍速) CD-RW&DVD(R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速)
重量 約1.7kg(本体のみ)
OS Windows Me Windows 2000
Officeアプリ Office XP
発売時期 6月9日 6月2日
実売価格 21万円前後 26万円前後 31万円前後

B5薄型モバイルノート
PCG-SR

PCG-SR9M/K
ボディカラーの変更によって精悍なイメージとなったB5サブノート「PCG-SR」シリーズ。1024×768ドット表示の10.4インチ液晶を装備する「PCG-SR9M/K」は、Bluetooth通信機能を採用するモバイル性の高いノートPCだ。
 B5モバイルノート「PCG-SR」シリーズは、この夏モデルでボディカラーを濃いブルー系に変更した2モデルがラインナップする。上位モデル「PCG-SR9M/K」はPentiumIII-750MHzを搭載し1024×768ドット表示が可能な10.4インチTFT液晶を採用する。HDDが30GBに拡大されるなどのスペックアップが行われたほか、Bluetooth通信機能も継続して搭載している。Celeron-550MHzを搭載する「PCG-SR1M/BP」はHDDが15GBに拡大され、付属の外付けCD-ROMドライブがDVD-ROMドライブに変更になり、Office XPをプリインストールする。



PCG-SR9M/G
ソニースタイルオリジナルカラーのつやのあるグリーン「Verde Lucide」をボディカラーに採用する「PCG-SR9M/G」。知的な道具を持つことのかっこよさを追求する遊び心を持った30代、40代のエグゼクティブをターゲットにしているという。
 このほかSonyStyle専用モデルとして、イタリア年にちなんで「Verde Lucide(磨き上げた、つやのある緑)」と名付けられたグリーンのボディカラーを採用する「PCG-SR9M/G」が用意されている。ボディカラーを除くハードウェアスペックはPCG-SR9M/Kとほぼ共通だが、Bluetoothモジュールが省略され、プリインストールOSがWindows Meに変更されている。さらにもう1モデル、PCG-SR1M/BPの本体単体モデルで、Office XPも省略された「PCG-SR1M」もラインナップする。


PCG-SRシリーズの主なスペック
製品名 PCG-SR1M/BP PCG-SR9M/K
CPU Mobile Celeron-550MHz 低電圧版 Mobile PentiumIII-750MHz
メモリ 64MB 128MB
液晶 10.4インチTFT
解像度 800×600ドット/フルカラー 1024×768ドット/フルカラー
ビデオ Savage/IX8
HDD 15GB 30GB
ドライブ 外付けDVD-ROM(DVD8倍速/CD24倍速)
重量 約1.39kg
OS Windows Me Windows 2000
Officeアプリ Office XP
発売時期 5月26日
実売価格 17万円前後 23万円前後

CCDカメラ内蔵ミニノート
PCG-C1

PCG-C1VSX/K
内蔵するCCDカメラで撮影した映像をインターネット経由で手軽に公開できるビジュアルコミュニケーションPC「PCG-C1」シリーズ。Bluetooth通信機能を搭載する「PCG-C1VSX/K」ならつながる楽しさがさらに広がる。
 Crusoeの採用でバッテリによる長時間駆動を可能にしたCCDカメラ内蔵ミニノート「PCG-C1」シリーズは、TM5600-667MHzの「PCG-C1VSX/K」と同-600MHzの「PCG-C1VS/BW」の2モデルが揃う。CCDカメラで撮影した映像を「PercasTV」を通じてライブ中継したり、「ImageStation」で友達に公開するなど、カメラ内蔵ノートならではの楽しみ方ができるのは両モデルに共通する。そのほかの機能に関しては、PCG-C1VSX/KのみBluetoothによるワイヤレス通信機能を搭載し、PCG-C1VS/BWはPCカード接続の外付けCD-RWドライブが付属しOffice XPがプリインストールされるなど異なっており、目的に合わせて選択できるラインナップとなっている。


PCG-C1シリーズの主なスペック
製品名 PCG-C1VS/BW PCG-C1VSX/K
CPU Crusoe TM5600-600MHz Crusoe TM5600-667MHz
メモリ 128MB
液晶 8.9インチTFT
解像度 1024×480ドット/フルカラー
ビデオ RAGE Mobility-M1
HDD 15GB 30GB
ドライブ 外付けCD-RW(R8倍速/RW4倍速/CD24倍速)
重量 約980g 約995g
OS Windows Me Windows 2000
Officeアプリ Office XP
発売時期 5月26日
実売価格 19万円前後 22万円前後

手軽に持ち歩けるA4ノート
PCG-QR

PCG-QR1S/BP
ブラックとシルバーのツートーンカラーを採用する「PCG-QR1S/BP」。派手な外見に負けない実力も兼ね備えたA4ノートPCだ。チルトスタンドにもなるキャリングハンドルといったギミックも装備する。
 ハードウェアスペックよりも見た目のインパクトが印象的なA4ノート「PCG-QR」シリーズは従来どおり1モデルのみの製品展開となる。夏モデルの「PCG-QR1S/BP」は、CPUにCeleron-650MHzを搭載し、メインメモリは128MB、HDDは20GBに拡大され、標準装備のCD-RWドライブにより高速な書き込み8倍速/書き換え4倍速タイプに変更された。プリインストールされるビジネスアプリもOffice XPになる。外見に似合わず充実したハードウェアスペックとプリインストールソフトを備えたノートPCへとスペックアップしている。


PCG-QRシリーズの主なスペック
製品名 PCG-QR1S/BP
CPU Mobile Celeron-650MHz
メモリ 128MB
液晶 13.3インチTFT
解像度 1024×768ドット/フルカラー
ビデオ i815EM
HDD 20GB
ドライブ CD-RW(R8倍速/RW4倍速/CD20倍速)
重量 約3.0kg
OS Windows Me
Officeアプリ Office XP
発売時期 5月26日
実売価格 19万円前後

ブロードバンド対応無線LAN
VAIOギア

PCWA-A200C
10BASE-TのEthernetポートを装備しブロードバンドルータとして利用できるワイヤレスLANアクセスポイント「PCWA-A200」。従来機種からは内蔵モデムが省略されているが、ローミングとPPPoEのサポート機能が追加されている。
 PC本体の夏モデル登場に合わせて、VAIO専用機器「VAIOギア」にも新製品が追加された。新しく登場したワイヤレスLANスタータキット「PCWA-A200C」は、IEEE802.11bに準拠した11Mbpsでの無線通信に対応するワイヤレスLANアクセスポイント「PCWA-A200」とPCカード(TypeII)タイプの無線LANカード「PCWA-C100」のセット。PCWA-A200本体は10BASE-TのEthernetポートを装備しておりCATVモデムやケーブルモデムを接続してブロードバンドルータとしても機能する。さらにPPPoEにも対応しNTT東/西日本の提供するフレッツ・ADSLでも利用可能。そのほか複数のPCWA-A200を設置して無線通信範囲を拡大できるローミング機能も搭載する。ただし従来機種PCWA-A100とは異なりモデム機能は内蔵していない。またPCWA-A100でPCWA-A200と同等の機能を実現するアップグレードサービスも提供される予定。

 価格はオープンプライスで実売価格は5万円前後と予想される。

ソニー(株)
問い合わせ先 VAIOカタログセンター 03-5454-0700



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