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ピクチャーテル、テレビ会議システム『PictureTel 600シリーズ』を発表

2001年05月16日 22時43分更新

文● 編集部 中西祥智

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ピクチャーテル(株)は16日、テレビ会議システム『PictureTel 600シリーズ』を発表した。6月15日に出荷を開始する。

『PictureTel 600シリーズ』
『PictureTel 600シリーズ』

『PictureTel 600シリーズ』は、EthernetあるいはISDNやADSLなどのネットワークに接続してテレビ会議を行なう製品。同社の“PitureTel iPower”アーキテクチャーにより、音声と映像以外の情報も、参加者間で共有することが可能。同社では単なるテレビ会議システムではなく“コラボレーションツール”と位置付けている。

昨年、同社は『PictureTel 900シリーズ』を発売したが、そちらは大規模な使用を想定したハイエンド向け製品で、今回の製品はミドルレンジをターゲットに、10人前後での使用を想定している。また、今後さらに小規模向けのローエンド向け製品の発売を予定している。ただし、同製品群の操作性や画面構成などのユーザーインターフェースは統一されているという。

テレビモニターの上に取り付けた『PictureTel 600』
某英会話学校のCMのように、テレビモニターの上に取り付けた『PictureTel 600』。実際には取り付け場所は選ばない
ウィンドウ表示
フルスクリーン表示だけでなく、このようなウィンドウ表示も可能。これは記者発表会場をテレビモニターの上のカメラで撮影し、プロジェクターで表示したもの

『PictureTel 600シリーズ』は、カメラ一体型の本体、リモコン、ワイヤレスキーボードで構成される。パソコンと接続し、そのパソコンのディスプレーに表示されている画面を送ることが可能。画面内の変更はリアルタイムで反映され、遠隔地でも同じ画面を見ながら作業を行える。それによって、さまざまな情報を共有することが可能だという。

同日開催された記者発表会では、他社製品との比較デモが行なわれた。その他社製品の製品名や性能などは公表しなかったためいちがいには言えないが、同社の主張するとおり、確かに大きな差があった。

左が競合する他社製品、右が同社製品
左が競合する他社製品、右が同社製品。カメラが静止している状況では、それほど差はない

映像は、カメラが静止してる時にはほとんど差がなかったが、左右にパンしたり、ズームイン/バック時には、他社製品ではコマ落ちして紙芝居のようになったり、ブロックノイズが出たりするのに対し、『PictureTel 600』はスムーズに動いた。また、音声では『PictureTel 600』は多少高音域がきつく響くが、他社製品ではノイズが相当多く入っているのに対し、クリアな音声だった。

映像・音声の符号化方式はITU(International Telecommunication Union)の定める国際標準規格H.320/H.323に準拠しているが、一部で同社独自の拡張もなされているという。それによって、音声周波数はは最大14kHzでFMラジオ並みの品質、映像は最大毎秒30フレームでの送受信が可能。内蔵カメラで撮影した人物などの映像の解像度はCIF(352×288ドット)あるいはQCIF(176×144ドット)で、パソコンなどから取り込んだ映像の解像度は、最大で1024×768ドットとなる。

同社によると、『PictureTel 600』のハードウェアはパソコンそのものだという。Celeron-566MHzや128MBのメモリー、10GBのHDDなどを搭載している。実装するインターフェースはUSB×2、ISDN×1あるいは4(最大512kbps)、10BASE-T/100BASE-TX(最大768kbps)など。OSにはWindows 2000(SP1)を採用。本体サイズは幅381×奥行き196×高さ81mmで重さは4.25kg、カメラ部分は幅381×奥行き128×高さ180mmで重さは970gとなっている。

価格は、ISDNポートを1ポート内蔵の『PT680-SBRI/IP』が108万円で、4ポート内蔵の『PT680-QBRI/IP』158万円。

同社は、基本的にパートナー経由での販売を行なっている。国内のパートナー企業は、現在14社。同社では販売目標を、発売後12月までの年内は3000システム、2002年では1万システムと見込んでいる

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