ハードディスクからLinuxが起動すると、引き続きX Window Systemの設定プログラムが自動起動される。X Window SystemはLinuxのGUIを受け持つプログラムだ(単にXと呼ぶこともある)。キーボードやマウスの設定も行う。
◇TurboXcfgへようこそ![OK]
◇コンソールキーボード設定「jp106」→[OK]
◇キーボードモデル設定「日本語106-key」→[OK]
◇キーボード配置の設定「日本語」→[OK]
◇マウスの設定「一般的なPS/2マウス」が選択されているので、「3ボタンのエミュレーション」オプションと、「Wheel(ローラー)付きマウス」オプションにチェックマークを付け、[OK]ボタンを押す。
チェックマークを付けるには、Tabキーでその項目にフォーカスを移動し、スペースキーを押す。
◇ビデオカードの自動認識[はい]
◇検出結果[OK]
◇検出データ[検出値で設定]
◇ビデオメモリリストから「4096」(メモリ量・単位はMバイト)を選択して[OK]
◇ディスプレイベンダーの選択リストから「デフォルトディスプレイ」を選択しEnterキーを押す。
この一覧には、PCV-J10付属のモニタに該当するモデルがないので「デフォルトディスプレイ」を選択した。
解像度を問い合わせてくるので、「1024×768」を選択して[OK]ボタンを押す。
◇デフォルト色数リストから「24bpp Max resolution 1024x768」を選択して[OK]
◇画面サイズの設定「1024×768 @ 76Hz, 62.5kHz hsync」オプションにチェックマークを付けて[OK]
◇デフォルト画面サイズの選択[OK]
◇フォント解像度[100 DPI]
ここまでで、基本的なX Window Systemの設定は終わりだ。次は実際に設定が有効かどうかのテストにはいる。
◇設定のテスト[続ける]
ここまでの設定をテストするのだが、画面には何も表示されない。失敗だ。本当ならばここで、X Window Sys temが起動し、各種のチェックを行うのだが、どうやらX Window Systemが正しく起動できていないようだ。
実は、i810チップセットでX Window Systemを起動する場合には、別途設定が必要で、この段階ではそれはできない。この場は、これで済ませておいて、あとで追加設定をしよう。
「正しく表示されましたか?」というダイアログが表示されるので、[いいえ]ボタンを押す。すると、TurboXcfgの設定オプション画面になるので、リストから「Write Configuration」を選んでEnterキーを押そう。これまでの設定が書き込まれて、次に移る。
◇ウィンドウマネージャの選択リストから[GNOME]を選択して[OK]
◇起動サービス設定そのまま[終了[ESC]]
以上で、インストールプログラムによるインストール作業は終わりだ。残すは、X Window Systemを正しく起動するための手作業による追加設定である。多少難しいかもしれないが、あと少しだ。