いよいよインストールを開始する。PCV-J10のCD-ROMドライブに、今月号付録のCD-ROM Disk 1をセットして再起動しよう。すると、自動的にTurboLinuxインストーラが起動するのだ。
いきなり、大きなTurboLinuxロゴが表示される。よく見ると、画面の下のほうに、「boot:」プロンプトが表示されている。そのまま待っていれば自動的にインストールプログラムが実行される。
●インストールプログラムの操作
ここで、インストールプログラムの基本的なキー操作を知っておこう。
インストールプログラムでは、ボタンやリストボックスが表示される。その中で、黄色で表示されている項目がある。これは、現在そこにフォーカスされて(焦点が合って)いるという意味だ。フォーカスはTabキーで移動することができる。
フォーカスされている選択項目を決定するのがEnterキーだ。[OK]ボタンにフォーカスされているときにEnterキーを押すと、そのボタンが押されたことになる。
この後のインストール解説では、「リストボックスから~を選択し[OK]ボタンを押す」のように表記する。これは、Tabキーでリストボックス内の項目にフォーカスを移し、矢印キーで~を選択し、再びTabキーで[OK]ボタンにフォーカスを移し、Enterキーを押す、という意味である。
TurboLinuxのインストールプログラムでは、デフォルト設定が用意されており、複数の選択肢がある場合でも、かなりの部分で最適な候補が選ばれた状態になっている。ユーザーがいちいち選び直さなくてもいいように配慮されているわけだ。本稿でも、デフォルト設定でいい部分は手順を省略して表記する。
「~」→[OK]とあれば、デフォルトの選択肢のまま[OK]ボタンを押すという意味だ。
なお文中の◇はインストールプログラムの画面のタイトルに対応している。