NTTソフトウェア(株)と(有)アイヴィネットワークは8日、ユーザーのドメイン名にIPアドレスを動的に割り当てる『ダイナミックドメインネームシステム』を共同開発し、6月上旬に提供を開始すると発表した。
同システムは、ダイアルアップ接続やフレッツサービスのユーザーに対して、接続ごとに変わるIPアドレスを、独自ドメイン名(固定したURL)に随時割り当てるというもの。ISPが提供するホスティングサービスと異なり、ユーザーの手元のサーバーでホームページを公開できるとしている。また、URLの割り当てを複数拠点のサーバーへ任意に切り替え可能な“URLリダイレクション機能”を搭載する。価格は、両社とのアライアンス契約の場合が2400万円から、システムを含めたパッケージが5800万円。なお、アイヴィネットワークは、X Window Systemの国際化(I18N)の検討を進めたメンバーを中心に、1996年7月に設立したシステム開発企業。Thinサーバーソフトの開発企業の米e-smith社と技術提携を行なっている。