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Gigabyteからオーバークロック仕様のKT266マザーが登場

2001年05月04日 21時00分更新

文● 小板

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GA7VTX

 台湾マザーボードメーカー大手のGigabyteからも、とうとうKT266搭載マザー「GA-7VTX」が登場した。同社はこれまで、オーバークロック機能満載で話題を集めるASUSTeKやAbitなどの製品に比べると堅実な作りを目指し、安定性重視のオーソドックスなものが多かった。それゆえに、オーバークロッカーには物足りなさを感じる部分も少なくなかったのだが、今回の製品はひと味違うようだ。



FSB設定のシルク印刷

 まず、基板上のシルク印刷から判断すると、FSB設定クロックはボード上のディップスイッチによって133.3、100、166.6、110、120、140、150、170の8通り、倍率はAUTOと5~12.5倍(0.5刻)といった16通り設定が可能。



倍率変更のシルク印刷

 また、同梱マニュアルや代理店のバーテックスリンクによるとHost Clockを100MHzに設定した場合は、BIOS上で100~128MHz(1MHz刻み)の設定が、また133MHzに設定した場合は133~166MHz(設定間隔は未確認)の設定がきるという。なお、BIOS上では倍率とコア電圧の変更はできない(バーテックスリンク)。しかし、倍率変更とFSB設定クロックの変更がある程度細かくできるというのは、L1クローズのCPU(もしくはL1オープンのCPUを改造して倍率可変にする)を使ってオーバークロックを楽しむAthlonユーザーにとって嬉しい仕様だ。



マニュアル
マニュアルにはHost Clockを100に設定した時は100~128MHz、133MHzに設定した時は133MHz~166MHzの設定が可能とある
DualBIOS

 同社が採用している「Easy TuneIII」は、Windows上からオーバークロックを狙えるユーティリティだが、この製品にも同梱。コアなオーバークロッカーには物足りないだろうが、初心者にとっては安全圏を試す上では有効な機能といえるだろう。ちなみに、同社ではお馴染みとなったDual BIOSはこの製品にも搭載されている。
 基本仕様はAGP Pro×1、PCI×5、AMR×1。DDR SDRAM用のスロットは3本(最大3GB)となっている。なお、Creativeのサウンドチップ“CT5880”をオンボードで搭載している。



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