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オーバークロックに適したCPUクーラーはどれか?

2001年05月01日 20時46分更新

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●総合的な観点から評価してみる

 次ページに示したグラフをみていただいた場合、本テストの主旨である「冷却性能」だけの評価では一目瞭然なのだが、もう少し課題を増やしてやや総合的な観点から考えてみることにした。
 まず、追加する課題としては、「冷却性能」に加えて「静寂性」、「脱着作業性」、「温度変動度合」の4項目を調べる。

騒音計
騒音計

 このうち、静寂性に関しては、写真の騒音計を使って具体的な数値を測定した。なお、測定条件としては、冷却性能の調査中、ファンから垂直方向に10cmの距離をおいて騒音計を配置した。次に脱着作業性だが、筆者の個人的な印象で評価させていただいた。温度変動度合は、冷却性能を調べる過程で温度計が示した瞬間最高温度と計測開始から5分を経過したあとに測定したCPU温度の平均値との差を求めている。これは、冷却性能のテスト中、ほぼ飽和温度と思われる時点からCPU使用率の変化に伴ってCPUの温度は若干ながら上昇して、しばらくすると元の飽和温度に戻る現象がみとめられた。この飽和温度と瞬間最高温度との差が小さいほどCPUクーラーのキャパが大きいと考えられたので項目に加えた。なお、これらの測定結果を数値で表せる項目は、【表3】に書き表したので参考にして欲しい。



【表3】総合評価数値表

- Firebird R7 CGK761CU-BIG Hedgehog-238M
静寂性 58dB 61dB 62dB
瞬間最高温度(℃) 50.5 48.1 46.1
5分~30分までの平均値(℃) 49.83 47.5 45.84
温度差(℃) 0.67 0.60 0.26
温度変動度合(%) 1.345 1.263 0.567
※脱着作業性:CPUクーラー脱着作業性の優劣

 それでは、上記の課題を評価するうえで【表3】の数値も加味し、筆者の印象で恐縮だが【表4】に★印で得点を入れてみた。やはり冷却性能を含めて総合的にみても「Hedgehog-238M」かと思われる結果だが、静寂性、脱着作業性に重きを置く場合は、「Firebird R7」を推薦したい。これは、入門者やCPUのテストなど頻繁にCPUクーラーを脱着しなければならない必要性が生じた時に重宝するだろう。一方、「CGK761CU-BIG」は、正に銅とアルミの中間的性能が正直「絵に描いたように」現れたと思う。ただ、頑強な固定金具のおかげで脱着作業性に劣るもののCPUコアとの密着性は群を抜いている。

【表4】筆者の印象で採点した評価表

- Firebird R7 CGK761CU-BIG Hedgehog-238M
冷却性能 ★★★ ★★★★ ★★★★★
静寂性 ★★★★ ★★★ ★★★
脱着作業性 ★★★★★ ★★
温度変動度合 ★★★ ★★★ ★★★★★

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