先日の1.7GHzの発売と、29日に行われると見られていた価格改定の前倒しにより大幅に価格が下がったPentium 4は現在売れ行き好調。売り切れるショップも現れてきている。
今回の価格改定で最も価格が下がったのはPC800 RDRAM 128MBが2枚付属するパッケージの1.5GHzで、先週末には約9万2000円だった販売価格も改定後には約6万円。なんと3万円以上の下げ幅となっている。この影響でPentium 4の販売数は急激に跳ね上がった。現在は代理店にもPentium 4の在庫は不足気味となるほどで、登場以来初の人気となっている。ここに来てAMDに対するIntelの反撃が本格的に始まったというところだろうか。
現在PC800 RDRAM 128MBの単体価格は約1万5000円。Pentium 4-1.5MHzのPC800 RDRAM 128MB 2枚同梱版で考えてみると、CPU単体は約3万円となる。同価格帯のCPUは、PentiumIII-1GHz、もしくはAthlon FSB266 1.33MHz。Pentium 4-1.7GHzにはRDRAM非同梱パッケージも出回っているが、すでにRDRAMを持っているなど、よほどの理由がなければRDRAM同梱パッケージの方がお買い得だろう。
登場が噂されていたAthlon-1.4GHzの音沙汰がなくなるなど、他のCPUの価格にほとんど動きが見られないこともあり、このタイミングでのPentium 4の値下げは非常に効果的だったようだ。いったんは見送っていたPentium 4の取り扱いを再考するショップ関係者もかなり増えてきている。