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アルメディオ、DVDと非接触型ICチップを搭載した『iDi@』カードを発表

2001年04月25日 14時55分更新

文● 編集部 中西祥智

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テストディスクベンダーの(株)アルメディオは24日、DVDなどの光ディスクメディアと非接触型ICチップを1枚のカードに搭載した『iDi@』カードを発表した。

『iDi@』カード
『iDi@』カード。非接触型ICカードに光ディスクが搭載された

『iDi@』は、アルメディオと(株)チップ・オン・メディアが共同開発したもので、特許などの権利はチップ・オン・メディアが保有している。電波の反射などの障害を最小限に抑えることが、これまで技術上の問題だったという。アンテナ、チップ、光ディスクの形状や配置などの試行錯誤を繰り返し、実用化に成功した。

光ディスク部分には、CD-ROM/R/RW、DVD-ROM/RAM/R/RWなど、さまざまなものが使用できる。カードはJIS規格クレジットカードサイズで、横54×縦85.5×厚さ1.2mm。ICチップがデータの送受信を行なえる範囲は、周波数13.56MHzの電波帯域を使用するチップで約2cm、2.45GHzのチップで約5cm。価格は1枚あたり500円程度で、通常の非接触型ICカードより約200円割高になるという。

ICチップと光ディスクを同じカード上に搭載することのメリットとして、同社では通常のICカードよりも大容量のデータを記録できることを挙げている。しかし、現状ではそれぞれの機能を連動させること、たとえばICチップが認証して初めてディスクが読める、というようなことは行なえない。

具体的な利用としては、入退室管理や勤務管理、リアルタイムの配置管理などを想定している。会員組織の会員管理や、イベントの入退場管理などにも応用できるという。

また、アルメディオは同製品を開発・販売する100%子会社“株式会社アルメディオ・システムズ”を7月2日に設立する。本社は東京都で資本金は3000万円、初年度の売り上げを7億円と見込んでいる。

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