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富士フイルム、大口径ズーム搭載の『FinePix6900Z』を発売

2001年04月24日 21時56分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は24日、光学6倍の大口径ズームレンズを搭載したデジタルカメラ『フジフイルム デジタルカメラ FinePix6900Z』を6月1日に発売すると発表した。価格は13万5000円。

『FinePix6900Z』
『FinePix6900Z』

大口径6倍ズームレンズを搭載

『FinePix6900Z』は、3月に発売した『FinePix6800Z』と同じ“スーパーCCDハニカム”構造の1/1.7型330万画素CCDを搭載するデジタルカメラ。最大2832×2128(約603万)画素の記録が可能。開放F値が2.8~3.1と変動が小さい大口径“EBCフジノン”レンズ『スプレンディッシュ』を搭載する。焦点距離は7.8~46.8mm(35mm版換算で35~210mm)で、非球面レンズと独自のマルチコーティング技術を採用する。撮影可能範囲は約50cmから(マクロでは約10cmから)。

本体背面には2型13万画素の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーのほか、0.55型で約11万画素のカラー液晶ファインダー(視野率約90%)を搭載する。

マニュアル設定機能が充実

撮影モードは、オート/シーンポジション(ポートレートや風景など4種類)/プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE/マニュアル/ムービーで、本体上部の“モードダイヤル”と“コマンドダイヤル”で設定できる。ISO感度は100/200/400。絞り値はF2.8~F11まで1/3ステップ13段切り替えとなっている。シャッタースピードは最高1/2000秒。測光方式はTTL64分割マルチ/平均/スポット。11段階の露出補正や、5段階のストロボ光量補正、6種類のホワイとバランスなどもマニュアル設定できる。ポップアップ式ストロボを搭載するほか、大光量の外部ストロボ用にホットシューも装備。多重露光機能や、露出を変えて自動的に3枚連続記録する“オートブラケティング”機能も装備する。撮影可能までの起動時間は約3秒で、最短撮影間隔は約1秒。

記録媒体はスマートメディアで、記録フォーマットはDCF。ムービーは、320×240画素/毎秒10フレームで最長約160秒をMotion JPEG方式で記録できる。インターフェースはUSBを採用。電源は、充電式リチウムイオンバッテリーまたは専用のACアダプター。ボディーはブラックでマグネシウム合金製。本体サイズは、幅110×奥行き93.5×高さ78.5mm。重量は約410g(撮影時はバッテリーとスマートメディアを含み約450g)。

各種オプションも同時発表

併せて、コンバージョンレンズなどのアクセサリーや、医療分野/工業用途のマクロ撮影用『FinePix6900Zマクロ撮影キット』を発売する。コンバージョンレンズの新製品は、テレコンバージョンレンズ『TL-FX9』(アダプターリングは含まず)で、価格は1万円。『FinePix6900Zマクロ撮影キット』は、FinePix6900Zにリングフラッシュ『YUZO 14RDX』などを組み合わせた製品。最短撮影距離(10cm)のときに31×23mmの画角を撮影できる。6月17日発売で、価格はオープン。

『FinePix6900Zマクロ撮影キット』『FinePix6900Zマクロ撮影キット』

同社は、デジタルカメラを中心に、ビューアーソフトや画像ネットサービスなどを一体化したデジタルイメージングシステム、FinePix“Picture The Future”(ピクチャー ザ フューチャー)として、ビューワーソフト『FinePixViewer』や各種の“FinePix Internet Service”などと連携させることにより、デジタルカメラで撮影した画像を活用して楽しむシステムを提供するという。

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