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ソニー、記録メディアに8cmCD-R/RWを採用したデジタルカメラ『CD Mavica』を発売

2001年04月25日 14時58分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は、記録メディアに直径8cmタイプのCD-R/CD-RWメディアを採用したデジタルカメラ『CD Mavica(CDマビカ) MVC-CD300』『同 MVC-CD200』を6月8日に発売する。価格はオープンプライス。

両製品は、デジタルカメラとしては初めて記録メディアに8cmCD-RWを採用したのが特徴。ドライブは書き込み4倍速/読み込み8倍速で、ショックアブソーバーを搭載したことで揺れや衝撃に強いという。CD-R/CD-RWメディアの容量は156MBで、640×480ドット時で最大1300枚記録することが可能。静止画の記録画素数はCD300が2048×1536/2048×1360/1600×1200/1280×960/640×480ドット、CD200が1600×1200/1600×1072/1024×768/640×480ドット。記録形式はTIFF/JPEG/GIF。

MVC-CD300
『MVC-CD300』。従来モデル『MVC-CD1000』よりデザインを大幅変更、価格もCD1000の17万5000円から推定小売価格10万円と、かなり安くなっている。本体スペックは『サイバーショット DSC-S75』に近く、主にハイエンドユーザーが対象という

MPEG動画撮影にも対応している。記録時間は“HQ(ハイクオリティー)モード(320×240ドット)”時で最大約5分55秒(連続では最大約15秒)、“プレゼンテーションモード(同)”時で最大約23分40秒(連続では最大約60秒)、“ビデオメールモード(160×112ドット)”時で最大約90分(連続では最大約4分)となっている。

A/Dコンバーターに新開発の14bit DXP(Digital Extended Processor)を採用したことで、デジタル信号化される情報量がアップしダイナミックレンジの拡大や色階調の細分化を実現したという。また、同社独自の画像補間技術SRC(Super Resolution Converter)を採用している。

本体操作は、撮影モードをダイヤルで選択できるモードダイヤル、各種パラメーターを設定できるジョグダイヤル、フォーカスやフラッシュ、マクロ撮影など使用頻度の高い機能を設定できるダイレクトボタンおよび十字キーなどによって行なう。

本体背面には2.5型TFT液晶モニターを装備する。また暗所ではフラッシュが自動的にポップアップするようになっている。電源は同社の専用充電池“インフォリチウムMバッテリー”を採用し、静止画撮影時で約75分/800枚(640×480ドット)の撮影が可能。また付属のUSBケーブルでパソコンと接続できる。

MVC-CD300は1/1.8型334万画素SuperHAD CCDを採用、光学3倍/デジタル6倍のズームレンズ(F=2.0~2.5)を備えている。3コマの連写モードを搭載しており、0.6秒間隔での連続撮影が可能。さらに、EV値をずらしながら3枚の画像を連続撮影し、その後最適なEV値を選択できるオートブラケット機能も備えている。本体サイズは幅143×奥行き94×高さ92mm、重量は650g。推定小売価格は10万円前後。

MVC-CD200は1/2.7型211万画素SuperHAD CCDを採用、レンズはカールツァイスレンズ“バリオゾナー”(F=2.8~2.9)で、光学3倍/デジタル6倍のズーム機能を備えている。本体サイズは幅143×奥行き89×高さ92mm、重量は610g。推定小売価格は8万円前後。

MVC-CD200
211万画素CCD採用の『MVC-CD200』

また、専用オプションとして、液晶フードファインダー『DSAC-MVC』、マビカ専用ソフトケース『LCS-MVC3』も同時発売する。DSAC-MVCは液晶モニターが見えにくいときに装着して使用する液晶フードファインダーで、フードで遮光することで液晶モニターで被写体を確認できるようになる。価格は7500円。LCS-MVC3は皮製のソフトケースで、価格は2800円。データ用8cmCD-RWマビカディスク(1枚入り)『MCRW-156A』は1000円、同(3枚入り)『3MCRW-156A』は2200円。

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