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松下、新Let's noteはインテル超低電圧版CPUを採用

2001年04月18日 20時55分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)は18日、同社のノートPCシリーズ“Let's note”の今後の製品戦略について説明を行なった。

同社はこれまでモバイルに特化したノートPC“モバイルPC”としてLet's noteを位置づけ、モバイルの基本要素である“軽量/薄型”“長時間バッテリー駆動”“堅牢性”の3点を重視し製品展開を行なってきたが、今後はこれらの要素に加えてネットワーク接続のための“ワイヤレス通信機能”を製品に搭載するという。

A4サイズモデル
開発中のLet's note/Let's note PROのA4サイズモデル。既存の“L1シリーズ”の後継となるようだ。個人向けのLet's noteと法人向けのLet's note PROは、本体デザインはほぼ同じだが、プレインストールOSが異なるほか、法人向けモデルには3年間保証サービスなどが付属するという

また、従来個人向けシリーズを“Let's note”、法人向けシリーズを“PRONOTE”と呼称していたが、本年4月より法人向けシリーズの愛称を“Let's note PRO”に変更、さらに法人向けの中でも頑丈設計ノートPC“PRONOTE FG”やプリンター付きノートPCについては市場を明確化した業務用ノートPCとして別途愛称を検討するという。

現在同社は、A4サイズとB5サイズのLet's noteおよびLet's note PROを開発中だという。キーコンセプトは“ワイヤレス&タフ”で、豊富な機能を搭載しつつ長時間軽快に持ち運べる軽さと薄さを実現するとしている。

B5サイズモデル
こちらはB5サイズモデル。従来の“A1シリーズ”の後継か? 本体左側で少々出っ張っている白い部分がワイヤレス通信モジュール。開発モデルのポインティングデバイスはタッチパッドだが、トラックボール搭載モデルは「検討中」らしい

これらのLet's note開発モデルは、ワイヤレス通信機能として、DDIポケット(株)が提供する64kbpsワイヤレスデータ通信機能“H"IN”を本体に内蔵する。同社はH"INの採用理由について、64kbpsと高速であること、PHS料金のため安価であること、内蔵型のためセットアップが不要で加入手続きもオンラインで行なえることを挙げている。H"INのデータ通信料金体系についてDDIポケット側は、早い段階でエントランスユーザー向けの新料金設定を作成するとしている。

なお、松下は製品に搭載するワイヤレス通信の種類については全方位でみているとし、例えばBluetoothなど製品ごとに適したワイヤレス通信モジュールを搭載するという。

ワイヤレス通信モジュール部
ワイヤレス通信モジュール部分。ON時には青く点灯する

また、CPUにインテル(株)の超低電圧版CPUを採用し、パフォーマンスを落とさずに低消費電力化を実現し、A4サイズモデルは標準バッテリーと別売のセカンドバッテリー(拡張スロット装着)併用時で、B5サイズモデルは標準バッテリー使用時でそれぞれ最大6時間駆動するという。

本体重量はA4サイズが約1.7kg、B5サイズが約1.4kg。一方で本体ボディーの上下面にマグネシウム合金を採用、HDDを衝撃吸収材で保護し、軽量/薄型モデルながらも堅牢性を高めている。

本体
本体カラーはシルバーベース

本日都内で行なわれた説明会で、松下電器産業AVC社AVCネットワーク事業グループパーソナルコンピュータ事業部事業部長の山田喜彦氏は、「今後のビジネスPC戦略として、松下にしかできない“Only One Product”商品で自らの市場を創り出していく。モバイルPCの要素として、軽量薄型を実現。そしてインテル社の協力によりバッテリー駆動時間を長時間延ばすことに成功した。さらにこれまで業務用PCで評価されてきた堅牢性をモバイルPCにも取り入れる」

「これらに加えて今回ワイヤレス通信機能を搭載する。モバイルPCでワイヤレス通信機能がなければただの箱だ。“Let's noteといえばWIRELESS”がモバイルPC商品戦略のコンセプト。今後リリースされるモバイルPCについては、何らかの形でワイヤレス通信モジュールが搭載される」

「現在開発中の2機種については、インテル社とDDIポケット社の協力がなければ成り立たなかった。高速で料金が安く簡単に接続できるH"INは、われわれの目指すモバイルPCにとって大事なポイント。また、バッテリーをもたせることはモバイルPCの課題であるがLCDを暗くはしたくない。そこで企業ユーザーからの支持の高いインテル社に超低電圧版のCPUを短期間で作ってもらった」

「マグネシウム合金の採用とHDDダンパーにより堅牢性も高めており、30cm程度の落下なら問題はない。堅牢性と長時間バッテリー、ワイヤレス機能が、新しいLet's note2機種の特徴だ」と語った。

説明会出席者
左から、松下電器産業AVC社AVCネットワーク事業グループパーソナルコンピュータ事業部事業部長の山田喜彦氏、同PCCビジネスユニットプロダクトグループグループマネージャーの久保田順一氏、インテルe-マーケティング本部本部長の佐藤宣行氏、DDIポケット取締役販売促進部長の土橋匡氏

新Let's noteの正式な製品発表は5月下旬で、本体仕様の詳細や発売時期、価格などはその時に明らかになるという。

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