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FSB 100MHz Celeronの第2弾“Celeron-850MHz”

2001年04月12日 23時24分更新

文● Jo_Kubota

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Celeron-850MHz

 Celeron-800MHzからFSBクロックが100MHzに移行して約4カ月経ち、FSB 100MHz Celeronとしては2番手となるCeleron-850MHzが登場した。今回店頭に並んだのはリテールボックス品。Celeron-800MHzの登場時のようににバルク品が先行してのフライング販売などは見られなかったどころか、Intelの発表(日本時間10日)よりも2日遅れての登場となった。



S-SPEC

 Celeron-850MHzの動作倍率は8.5倍。128KBフルスピードのL2キャッシュを内蔵する点をはじめ、Celeron-800MHzと大きな相違点はない。S-SPECは“SL5GB”で、Intelのウェブサイトで確認するとステッピングは“cC0”。一部で噂されていたD0コアではないのは、やや残念だ。



スペック表記
Celeron-800MHzのスペック表記(左)とCeleron-850MHzのスペック表記(右)

 パッケージは大きな変更点こそないものの、背面のスペック表記がいくつか変更となっている。従来、「128KB Full-Speed L2 Cache*」となっていた部分の“*”が外され、欄外の「* xxx-MHz L2 Cache Bus」という断り書きもなくなった。オフダイキャッシュ、つまりKatmaiベースCPUの販売が終了したため、L2キャッシュのバススピードを明記する必要がなくなったのかもしれない。
 そのほか、CPU形状を表す表記が「Flip Chip PGA Package」から「370-Pin Packge」と、実に素っ気ない表記になった。残念ながら中身の確認はできなかったが、Intelの資料を見る限りCeleron-850MHzは現行のFC-PGAと同じパッケージのようだ。
 なお、同梱されているCPUクーラーについての表記も「Active Fan Heatsink」から「Intel Designed Thermal Solution」へ変わった。CPUクーラーの形状が変更となった可能性がある。

 入荷している高速電脳では1万8800円で販売中。Celeron-800MHzが登場したときのように“同クロックのPentiumIIIより高値”といった価格逆転現象は見られず、比較的妥当な価格となっている。もっとも、すでに流通しているライバルDuron-900MHzはすでにリテールボックス品が1万5000円を割り込んでいるだけに、価格的な魅力は薄いと言わざるを得ない。



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