ニフティ(株)と日本ヘラルド映画(株)は10日、インターネット上の映画館“Cineplex＠nifty”(シネプレックス・アット・ニフティ)を28日に開設すると発表した。ニフティの高速常時接続サービス“Cable＠nifty”と“ADSL接続サービス”のブロードバンド環境を利用してシネマコンプレックス(複合型映画館)を構築するもので、日本ヘラルド映画が運営するシネマコンプレックスのノウハウを活かして、同社が提供するコンテンツを家庭で視聴できるようにする。
このサービスでは、国内外の映画やアニメーションなどを最大1Mbpsで配信する。第一弾として、今年の第73回アカデミー賞で監督賞ほか4部門を受賞した映画『トラフィック』の原点である英国のテレビドラマ『TRAFFIK トラフィック ! ザ・シリーズ』全6話を国内で初めて放映するという。視聴料金は1話200円で、1回の視聴で72時間まで繰り返し見られるという。28日と29日の2日間はキャンペーンとして第1話のみ無料で提供する。
今後は、Cineplex＠niftyを、映画館、ビデオソフト、テレビに次ぐ、映画鑑賞の第4の選択肢としたい考えで、映画配給会社や製作会社の要望を受けて、視聴をブロードバンドからのアクセスに限定する経路限定配信なども進めるとしている。
