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IPA、3月のコンピューターウイルスの届出状況を発表

2001年04月09日 22時43分更新

文● 編集部

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経済産業省の特別認可法人である情報処理振興事業協会(IPA)は6日、2001年3月のコンピューターウイルスの届出状況を発表した。

それによると、届出件数は1476件で、昨年末のピークから減少傾向にあるが、昨年の1~3月期と比べると3倍以上になっている。駆除されずに、実際に感染した割合は全体の20.6%で、個人ユーザーに限ると30.6%に達する。パソコンの新規購入者が、ウイルス対策についての知識を持っていなかったため、メールを利用し始めたとたんに感染してしまった例なども報告されているという。

感染源は、メールが全体の91.5%で、そのうち約98%が添付ファイルによるもの。最も多いウイルスは『W32/Htbris』の557件で、『W32/MTX』の359件と続き、それ以外は2桁にとどまっている。また、初めて届出のあったウイルスは『X97M/Remeel』と『W32/Cabanas』の2種類。『X97M/Remeel』はExcelのマクロウイルスで、『W32/Cabanas』はWindowsの32bit実行形式のファイルに感染するウイルス、ともに発病機能はないという。

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