CPUは円安の影響で全体的に値上がり傾向

　先週末からCPUの価格にも円安の影響が出始めている。また、今週に入って全体的な在庫量も少なくなってきており、流通量不足も価格上昇に影響を与えているようだ。最安値だけを見てみると価格の変動はそれほどないものの、それは旧価格で入荷した在庫を抱えているショップがまだ少なくないから。新たに入荷したCPUから順に値上がりしているようで、まだ円が高かった頃に入荷した高クロックCPUよりも、それより速度の遅い、最近入荷したCPUの方が価格が高くなっているという逆転現象も一部のショップでは見受けられた。

　中旬に予定されているIntelの価格改定までは値上がりが続き、そこで1段落するというのが各ショップ仕入れ担当者の共通見解だ。ただし、あまり幅が大きくないと予想される中旬のプライスカットでは、円安による値上がり幅をくい止められないとする見方も一部にはある。円相場の影響を大きく受けるだけに、最悪の場合、プライスカット後に入荷した分から全製品値上がりという事態も迎えかねない。