特に予告アナウンスもないままに、ハイエンド&安定志向のSuperMicroからVIA Apollo Pro266を搭載するデュアルSocket370マザーボード「370DDE」が登場した。Apollo Pro266チップセットを搭載するデュアルCPUマザーボードはいくつかアナウンスされ、すでにIwill製「DVD266-R」は展示も始まっているものの、流通が始まったのは370DDEが初となる。なお、同製品はApollo Pro266チップセットを採用するマザーボードとしてはじめてDDR SDRAMをサポートしていない。4本のDIMMスロットはすべてSDRAM用となっている。
SDRAM専用のDIMMスロット×4。DDR SDRAM用のDIMMスロット用パターンすらない |
またSuperMicroにとっても370DDEは“初モノづくし”な製品となっている。まず、VIAチップセットを使った同社製のデュアルCPUマザーボードはこれがはじめて。Promise製のUltraATA/100対応IDE RAID機能を搭載した製品も同社製では初である。
CPUソケット周辺はすっきりしている |
拡張スロットはAGP Pro×1、PCI×5、ACR×1。4本のDIMMスロットにはレジスタードではなく通常のSDRAM DIMMが使用でき、最大で4GBのメモリを搭載可能だ。
ちなみに、パッケージにはボードのほか、各種ケーブルとCPUクーラー×2、マニュアルが付属。ドライバCDは付属しないので、この点は注意が必要だ。価格はコムサテライト1号店、コムサテライト3号店で2万7800円、秋葉館Winで2万9800円。
パッケージの中身。初回ロットはマニュアルも入ってなかったが、すぐにマニュアル入りで登場している |