GeForce2 MX 200/400カードの登場ラッシュが落ち着いたと思ったら、今度はオーバークロック機能を持つ? GeForce2 MX 400カードが2製品登場してきた。
ナゾのパターンは“Turbo”用!?
SUMA初のGeForce2 MX 400カード
“SIF”でお馴染みとなったSUMAからはGeForce2 MX 400チップ搭載カード「PLATINUM Geforce2 MX SIF 400」が登場。SIFは標準的なTYPE Aだ。ただし、チップのみ換装したのではなく、基板レイアウトが若干変更になっている。チップファン用電源コネクタのすぐ脇にある、ジャンパピン用と思われる空きパターンが追加されているのは気になるところだ。
これについて代理店のエムシージェイによると「このパターンはコア/メモリクロックを上げる“Turbo”ジャンパ用のもの」とのこと。同社はSUMAと共同で限定版の「PLATINUM Geforce2 MX SIF Turbo」を4月下旬に発売予定で、このパターンはそのためのものだという。保証外とはいえ、ジャンパピンの変更でオーバークロック動作できるGeForce2 MXカードというのはこれまで流通していないだけに、登場となれば話題になりそうだ。なお、VRAMは64MB搭載予定としている。
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これが問題の空きパターンだ |
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ちなみにこちらが従来の「PLATINUM Geforce2 MX SIF」。チップファン用電源コネクタ周辺を比較してみてほしい |
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GeForce2 MX 400を積んだことで、SIF搭載を示すシールの色が変更になっている。ちなみに価格は1万4980円 |
ProlinkのGeForce2 MX 400カードも登場
こちらは標準でオーバークロック動作!?
ProlinkからもGeForce2 MX 400カード「PixelView GeForce2 MX 400」が登場。AGP接続で、チップにはもちろん“GeForce2 MX 400”の刻印がある。気になるのは「コアクロック200MHz、メモリクロック183MHzだった」(コムサテライト3号店)という動作速度。同店が実際に試したところ、以上のような数値だったという。NvidiaはGeForce2 MX 200/400搭載カードの動作速度を発表していないが、フィルレートとメモリバンド幅から推測するとGeForce2 MX 400カードはコアクロック200MHz、メモリクロック166MHzで動作する製品。今後出荷されるすべてに当てはまるのか、ロットによる違いがあるのかは不明だが、少なくとも今回の製品は出荷状態でクロックが上げられているというわけだ。価格は1万2980円。
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メモリクロックが183MHzで動作するというポップ |
なお、コムサテライト3号店ではSUMA製GeForce2 MX 200搭載カードも入荷している。SIFは搭載していないが、廉価版だけにやむを得ないといったところか。価格は9600円。
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GeForce2 MX 200を搭載する旨を示すシール |
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