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クリスタルディシジョンズ、『Crystal Enterprise 8.0 日本語版』を発表

2001年04月04日 21時21分更新

文● 編集部

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クリスタルディシジョンズ(株)は4日、レポーティング/分析/情報配布統合ソフトウェア『Crystal Enterprise 8.0 日本語版』の販売を、16日に開始すると発表した。

『Crystal Enterprise 8.0 日本語版』
『Crystal Enterprise 8.0 日本語版』

クリスタルディシジョンズは米クリスタルディシジョンズ社(Crystal Decisions,Inc.)の日本法人。1日に、“日本シーゲイトソフトウェア株式会社”から社名変更した。これは、親会社が3月5日に“Seagate Software,Inc.”から“Crystal Decisions,Inc.”に社名を変更したことを受けたもので、製品名として使ってきた“Crystal(クリスタル)”を企業名にすることで、ブランド力の強化をはかるという。

北條丈巳代表取締役社長北條丈巳代表取締役社長

4月1日付で同社の代表取締役社長に就任した北條丈巳氏は「私たちには、“エンタープライズ レポーティング”分野において十数年にわたる豊富な経験がある」とし、経験に基づいた今後のサービスの提供への自信を語った。

『Crystal Enterprise 8.0 日本語版』では、リレーショナルデータベースやXML、OLAPといったデータソースから、同梱するレポートツール『Crystal Reports 8.5 Professional』がレポートを作成する。それらのレポートを、『Crystal Enterprise』が、ウェブブラウザーで閲覧できるHTMLやXMLなどの形式で出力できる。配布のスケジューリングやインターフェースのカスタマイズなども行なえる。

ウェブ上での管理作業を可能にする中央コンソール“Crystal Management Console”
ウェブ上での管理作業を可能にする中央コンソール“Crystal Management Console”

そのほかの主な特徴としては、

  • クライアント側はモジュールなどをダウンロードすることなく、レポーティング、分析が可能
  • 何十万人ものユーザーに情報を配布可能
  • レポート配布のスケジューリングが可能
  • XMLによるデータ交換が可能

などとなっている。

対応OSはWindows NT4.0(SP5)/2000。必要なシステムは128MB以上のメモリー、400MB以上のハードディスクを搭載したPC/AT互換機。Internet Explorer 4.01 SP2以上かNetscape Navigator 4.72以上のウェブブラウザーが必要(Netscape 6.0は除く)。『Crystal Reports 8.5 Professional』が1コピー同梱されており、価格はStandardエディション(同時アクセス5ユーザー)が150万円から、Professionalエディション(同時アクセス25ユーザー)が200万円となっている。

北條社長は「今年度の売り上げは、倍増させたい。また、日本法人に開発セクションはないが、本社側に日本人スタッフがおり、ローカライズするにあたって日本側の要望を入れていく」とし、単に日本語化するだけでなく、日本向けにカスタマイズされた製品を供給していくことを語った。

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