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ハンドスプリング、薄型アルミボディーの『Visor Edge』日本語版発表

2001年04月04日 12時49分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ハンドスプリング(株)は4日、アルミ製薄型ボディーのPalm OS搭載PDA『Visor Edge(バイザー・エッジ)』日本語版を発表した。価格は4万4800円。価格は4万4800円。発売は4月6日(メタリックブルーのみ5月発売)。ボディーカラーは“メタリックシルバー”“メタリックブルー”“メタリックレッド”の3種類が用意される。3月12日に米国版を発表済み。

『Visor Edge』
『Visor Edge』

ハンドスプリングのVisorシリーズは、“スプリングボードスロット”と呼ぶ独自の拡張スロットを備えていることが特徴で、これまでには、2000年6月に『Visor Deluxe』、10月に高速版の『Visor Platinum』、カラーディスプレーを備えた『Visor Prism』が発表されている。

『Visor Edge』と『Visor Deluxe』との比較
名前 Visor Deluxe Visor Edge
Palm OS Version 3.1H2 Version 3.5.2H2
CPU DragonBall EZ-16MHz DragonBall VZ-33MHz
RAM 8MB
ディスプレー モノクロ16階調(バックライト付き)
サイズ(幅×高さ×奥行き) 76×122×18mm 79×119×11mm
重さ 153g 136g
バッテリー 単4乾電池 内蔵リチウムイオン充電池
使用時間 約2ヵ月(アルカリ乾電池) 約4週間

スプリングボードはコンパクトフラッシュよりも1まわり大きく、スロットを備えるためVisorシリーズの筐体は比較的厚めのものとなっていたが、Visor Edgeでは、スプリングボードスロットを薄型の新しい形状の“エッジコネクタ”に変更し、Visor Deluxeでは18mmあった厚みを11mmにまで薄くした。従来のスプリングボードモジュールには、取り外し可能なスプリングボードスロットアダプターをエッジコネクタに取り付けることで対応する。このアダプターは標準で付属する。

ハンドスプリングでは、Visor Edgeを「普段は携帯性を重視するが、拡張性も犠牲にしたくないユーザー向け」としており、Visor Edgeは服のポケットなどに入れて携帯し、アダプターは必要なモジュールとともに鞄に入れて持ち歩く、といった使い方を想定しているという。

同社のモノクロモデルとしては初めて充電式リチウム電池を内蔵した。満充電の場合、通常の使用で約4週間の使用が可能としている。

Palm OSのバージョンは3.5.2Hで、2000年10月に発表したVisor Prismとほぼ同様の機能というが、スケジューラーアプリケーションのアラームが、音を出さずにLEDの点滅だけで知らせる“サイレントアラーム”に対応した。

製品パッケージには、本体のほか、携帯時にディスプレー部分を保護するメタルフリップカバー、メタルスタイラスペン、スプリングボードスロット(取り外し可能)、コネクター部分を保護するエッジコネクタドア、充電機能内蔵USBクレードル、ACアダプターが同梱される。ソフトウェアでは、『Palm Desktop Software 3.1』、Outlook同期ソフト『Pocket Mirror 3.0』、『ATOK Pocket for Palm OS』、ウェブブラウザー『Palmscape』、メールソフト『Palmscape Mail』、画像アルバムソフト『Handspring Photo Album』などがバンドルされる。

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