ゲーム/アミューズメント機器の総合メーカーである(株)エス・エヌ・ケイは2日、大阪地裁に対し民事再生手続き開始を申請した。
民間の信用調査機関、帝国データバンクによると、携帯ゲーム機『ネオジオポケット』で多額の在庫を抱えた同社は、2000年2月よりパチスロ機メーカー アルゼの傘下に入り、子会社の整理、在庫の償却など経営再建を進め、2001年3月には特定調停法に基づき債務免除要請を行なっていたが、本格交渉に入る前に自主再建を断念し、今回の措置となった。申請時の負債は約380億円。
家庭用ゲーム機『NEO-GEO』や対戦格闘ゲーム『サムライスピリッツ』などで知られた同社だが、家庭用ゲーム機『ハイパーネオジオ64』、携帯ゲーム機『ネオジオポケット』、業務用機器などで苦戦が続いていた。