先月の下旬に発表されたカノープス製のCPUクーラー「Firebird R7」が、ようやくアキバのショップで発売になった。
同クーラーは、横から見るとヒートシンクが鳥の羽のように左右に広がっており、また別の角度から見ると厚さ1~1.5mmのフィンとなって並んでいるのがわかる。カノープスによると、この形状が“CPUコアの接触面から中央部の構造体(ヒートプリズム)に並列に熱が逃げていくため、熱抵抗が低く効率的な放熱が行われて、内部に熱を蓄積しない”低熱抵抗・ヒートプリズム構造(特許出願済)とのこと。
CPUクーラーの固定金具(同社ではIron Clawと呼ぶ)がヒートシンク中央部をまたがっているのは一般的なスタイルだが、Pentium用(Socket370・423)とAthlon/Duron用(SocketA)の金具を区別。今回発売されたパッケージにはAthlon/Duron用となっている。CPU(ソケット形状)によって金具を区別しているのは「Pentiumの場合には、圧力を上げた方が性能が向上する傾向にある(同社実験結果)」などの理由からだという。Socket370・423にはオプションで対応予定で、まだショップには入荷していない。コムサテライト3号店のポップによると入荷予定は4月中旬から下旬となっている。
ちなみに、搭載されているファンは動圧流体軸受ファンで、4500rpm(±20%)。ヒートシンクにはネジ留めされているのではなく、フィン先にひっかかるように装着されている。また、同社によると信越化学社製のシリコングリス「G-765」が付属する。
5日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\4980 | PCiN秋葉原 |
\5280 | コムサテライト3号店 高速電脳 |
\5480 | クレバリー1号店、3号店 |
\5580 | TWOTOP1号店、2号店 |
\5800 | コムサテライト1号店、2号店 ぷらっとホーム |