東京ゲームショウ2001春 Vol.2

文●岡本

2001年04月02日 22時00分

東京ゲームショウは、基本的に来場したゲーマー向けの体験プレイがメインとなっているショウだが、実際にソフトをプレイするよりも、ここでは編集部が撮影してきたおもしろい話題を中心に紹介しよう。

マイクロソフト

ブース内のMCでは「パワフルなマシンスペックをイメージさせる筐体」などと紹介されていたが、確かにそのデカイ筐体は間近で見るとインパクトあり。

Xboxの展示で、今回の主役的な存在であるマイクロソフトのブース。プレイ可能なソフトはさすがになく(コナミブースでは「エアフォールデルタII」の試遊台があり)、開発中ソフトのデモやソフト制作者のインタビュー、イベントなどが中心だったが、ブース内は常に混雑状態。ノベルティグッズが貰えるアンケートに並ぶための待ち時間も結構長く、さすがに話題の中心といった感じだった。

完全に撮影会状態のマイクロソフトブース。今回のゲームショウを見るかぎり、マイクロソフトはやっぱり本気のようだ。

そんな人気のマイクロソフトブースだが、一方でコンパニオンも大量導入。ブース前の台上では、そのコンパニオンにXboxの筐体を持たせて、みずから撮影会状態を作ってしまっていた。何となくお堅い感じがあったマイクロソフトのイメージもちょっと変わってしまいそう?

XboxのデザインラフにはDreamcastに似たイメージもあったりして、なかなか興味深い。

ブース内のケースには、本体やコントローラが展示されていた。気になったのは、このケースの奥にある絵柄。どうやら、企画段階での筐体やコントローラのデザイン案のようだ。

コナミ

Xboxでの新作から、PS2、PS、携帯ゲーム機、PCの各対応ソフトに加えて、アーケードゲームまで、とにかく展示ソフト数が多いのがコナミブースだ。来場者の注目を集めていたのは、「メタルギアソリッド2 サン・オブ・リバティ」(2001年冬発売予定/価格未定)、「サイレントヒル2」(2001年秋発売予定/価格未定)といったPS2で登場する大作の続編だが、一方ではPS用「悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ」(発売日/価格とも未定)なんてのも登場予定。オリジナルはX68000で93年に発売された名作アクション。オリジナルの雰囲気をそのままに移植しており、個人的には非常に期待したい一本だ。

PCでの利用を考え、マウスだけですべての攻撃/守備操作も可能になっているという。

PC用ゲームとしては、コンシューマ機ではおなじみの人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」がWindowsに移植され、5月31日に発売が予定されている。内容的には基本的にPS版の移植だが、その一方グラフィックは新たに描き直され、リアルタイムでのネットワーク対戦やペナントレースモードが用意されるなど、PCならではの機能も用意されており、これは期待したい一本だ。

PC版のプレイ経験がある人が多いのだろうか、来場者の人もショートカットキーなどを使い、さくさくとプレイ。PS2版で初めてプレイする初心者には、ネットワーク対戦ではお手柔らかに。

コナミのソフトでPCゲーマーにとって気になるものと言えばPS2版AOK(「エイジオブエンパイアII」(仮題))もある。こちらもプレイアブルバージョンが展示されていた。USBモデムなどを利用したネットワーク対戦に対応し、今夏の登場を予定している。デモ機にはUSBキーボードとUSBマウスが繋がっており、PCと同じような操作感でプレイできた。

AOKに合わせてUSBキーボードも発売するのだろうか? 何気にキーボードが展示されていた。展示品を見る限り、PC用の普通のUSBキーボードのようにも見うけられた。

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)

とりあえず4月発売は守られた「グランツーリスモ3」。実際にプレイしてみても、以前ショップの店頭などに出されていた体験版から明らかに完成度が上がっており、期待が持てる。

SCEIは、自社のソフトとともに、30社以上のサードパーティ製ゲームソフトを併せて展示していた。ブースのサイズも最大の規模だ。まず、注目は「グランツーリスモ3」(GT3)。東京ゲームショウの開幕前まで、4月発売という形で正式な発売日が発表されていなかったため、ファンの間ではさまざまな憶測がなされていたが、今回4月28日と正式に発表されたことで一安心といったところだろう。試遊機も非常に多く用意されていた。

 「iモードもいっしょ」の展示に併せて、PSoneとiモード端末を接続した状態の模型が用意されていた。iモード端末がソニー製のSO503iだったり、PSoneの蓋が自動的に開閉したりと、芸が細かい。

SCEIのもう一つの看板は、「どこでもいっしょ」と、そのキャラクタのトロ。5月に発売される「iモードもいっしょ」は、そのどこでもいっしょの追加ディスクで、iモード端末を経由しての通信機能が利用できる。さらに、今夏にはPS2用ソフトとして「トロと休日」(仮題)というタイトルも登場するようだ。展示はビデオのみで、具体的な内容はまだよくわからなかった。

SCEIブースにも「ファイナルファンタジーX」のデモ機が用意されていた。スクウェアブースには長蛇の列ができていたが、こちらは比較的人が少な目で穴場になっていた。
サードパーティ製ソフトの中で、無性に気になったのは、ヴィジットの「京都舞妓物語」。舞妓として出世していく過程などをシミュレートしていくゲームらしいのだが、なぜかとても気になる。

任天堂

「マリオカートアドバンス」(仮題)を始め、ゲームボーイアドバンス目当ての子供が多い任天堂ブースに現われた、ポケットミュージック担当のコンパニオンの皆さん。

任天堂はメインのホールからは少し外れた7ホールにブースを置き、自社とサードパーティ製のゲームボーイアドバンス用ソフトを展示。ブースの中でメインとなっていたのが、「ポケットミュージック」(仮題)(発売日未定/価格6800円)だ。ソフト内に収録された曲に合わせてボタンを押すことで、ギターやベースなど約50の楽器を演奏できるというサウンドゲーム。ソフトには重低音が再生できるスピーカがセットになるなど、結構本格的な内容になりそう。なお、このソフトの展示ブースでは、なぜかヘソ出しのコンパニオンのお姉さんが、来場者にゲームの操作内容を一対一で教えてくれるというオマケつき。ちょっと任天堂らしくないサービス?


バンダイ

というわけで、バンダイブースに展示されていたシャア専用ザク。「ジオニックフロント」内で自分の搭乗機を“赤く”塗れるかどうかは不明だが。

バンダイはワンダースワン関係の展示が多かったものの、気になるのはやっぱりガンダムモノ。そこで、夏にPS2用ソフトで登場する新しいガンダム1年戦争再現モノのシミュレーションゲーム「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079」を体験プレイ。ジオン軍の兵士となり、3機のモビルスーツで構成された小部隊を率いるという内容。つまりプレーヤーがザクを操縦できるのだ。これは期待大。


NTTドコモ

ブースの前面には、各コンテンツメーカーが制作したiアプリのゲームなどが展示されていた。

今回のゲームショウではNTTドコモも大きなブースを設置。SCEIから発売されるPS用の「携帯電話接続ケーブル」のほか、iアプリのゲームも展示。そう、iモード端末自体もゲームプラットフォームのひとつなのだ。ただ、通信やPC系のイベントのように、人だかりができる人気かというとそうでもない。ゲームショウに来るようなゲーマーたちには、iアプリのゲームはさすがに物足りないのか!?


そのほか色々

等身大トロ(ごきげん状態)。こうして見ると、ネコの割に随分大きいのね。

ゲームショウには、ゲームメーカーによるブース以外に物販コーナーと呼ばれる、ゲームグッズなどを販売するエリアが設けられている。その中で、一番人気は「どこでもいっしょ」のキャラクタグッズを売る「どこでもいっしょ MARKET」だった。ここでは1万5000円の等身大ジャンボトロの販売申し込みも受け付けられていたが、常に列ができる人気だった。

講談社の物販ブース「Kキャラ」で目立っていたのは、あのCLAMPがヤングマガジンに連載している「ちょびっツ」のグッズ。イベントでしか手に入らない製品などもあるようだ。なんだか、“ゲーム”ショウとは離れる一方な気もするが、人気があるからこれでいいのだ。
だからって、忙しいコンパニオンの皆様にポーズをお願いするときは、タイミングを見計らってするようにしましょう。

各社ごとに、それぞれ異なったコスチュームを着たコンパニオンがいるのもゲームショウの特徴。根性無しのワタシは、あまり写真を撮って来れませんでした。しかし、来場者による人気投票のコーナーがあるように、ゲーム以外にこちらに注目している人も多いようです。

Xboxポスターはぜひ1枚欲しかったところ。タダで配ってくれたら、ゲームショウに来たゲーマー達が家や学校、職場などにこのポスターを勝手に貼って、いい宣伝になるのに。

海浜幕張駅に着いて、京葉線の電車を降りると、そこはもうXboxのポスターだらけ。今回のゲームショウの主役ということを否応無く知らされる。でも、なかなかセンスがいいポスターでカッコイイ。


(社)コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会

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