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マジックアワー、ウェブ3D対応オーサリングソフトを発表

2001年04月02日 19時21分更新

文● 編集部

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(株)マジックアワーは2日、ウェブ対応の3次元仮想空間構築ソフト『PowerSketch Ver.2.0』を発売した。これはインテリア専用3D CGソフト『PowerSketch』のバージョンアップ版で、ウェブ3Dの作成機能を追加した製品。対応OSはWindows 98/Me/NT 4.0/2000。

『PowerSketch Ver.2.0』でオフィスの内部を作成
『PowerSketch Ver.2.0』

『PowerSketch』は、オフィスやマンション、店舗などの内部の3Dモデルを作成するためのソフトで、部屋の中にライブラリーとして提供される各種のインテリアを配置し、照明などを“ラジオシティ”により表現できるのが特徴。Ver.2.0では、不動産広告などで使われている間取り図をスキャナーで読み込み、それを基に3次元の間取り図を作成する機能が追加されたほか、リフレクションマッピングやラジオシティ計算後の色補正機能も追加されている。

店舗紹介ページの例
店舗紹介ページの例

また、これまで別途オーサリングソフトが必要だったウェブ上での公開まで対応。ウェブで公開する3Dイメージのプレビュー、HTML形式の出力、アップロードが一連の作業で行なえるようになった。3Dデータは独自形式で、VRML形式と比べて約100分の1に圧縮され、JPEGやGIFアニメーションのデータと同程度のサイズで3Dを空間を表示できる。ウェブの3D空間の表示には、専用ビューワーとしてInternet Explorer 4.0以上に対応したプラグインソフト『PowerSketch/Viewer』が必要。これは同社のホームページ、およびコンパックコンピュータ(株)のウェブサイトから無償でダウンロードできる。

マンションの紹介サイトの例
マンションの紹介がウェブページで行なえる。ウェブ3Dのため視点の移動などのナビゲーションも可能

価格は『PowerSketch Ver.2.0 パーソナルライセンス版が5万8000円、『同 コーポレイトライセンス版』が12万8000円、『同 学生版』が2万円。出荷は28日を予定。また、同ソフトで作成した3Dデータをウェブで利用するための公開ライセンスは、初回登録料(ハードウェアキー含む)が1万5000円で、法人の場合が1年間9万5000円、個人/学校での利用については無料となっている。

主な用途として、マンションや不動産販売サイトでの利用、仮想展示場サイトの構築、店舗紹介サイトでの利用、ホテルや公共施設などの案内サイトでの利用、Eコマースサイトの商品紹介などを想定している。

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