昨年発売され、コンパクトフラッシュ(CF)リーダー兼ポータブルMP3プレーヤというスタンスが一部で話題となっていた「KANA2000」の新型が登場。グリーンハウスの「KANA21」という製品がそれで、ユニークな仕様はそのままにマイナーチェンジしたといった印象を受ける。
「KANA21」。本体上部にホールドボタンがあるのが分かるだろう。ちなみに、側面にぽっかりと空いているのがCFスロット |
KANA21は従来製品と同様、USB接続のCFカードリーダーにMP3再生機能を持たせたという感のある製品だ。同製品はPCからCFカードリーダーとして認識され、ファイルをドラッグ&ドロップで移動できるのが特徴。最大320MBのCFに対応する一方、16MB以下のCFに対応しない点など、基本的な仕様に変化はない。ただし、従来製品が言ってしまえば本当に“CFカードリーダーにMP3再生機能を持たせた”だけの製品だったのに対し、ポータブルプレーヤとしての機能が洗練されたのが特徴だ。音量調節機能や、ポータブルプレーヤとして必要不可欠な“ホールド”機能の追加により、ぐっとMP3プレーヤらしくなった。
本体側面にあるボリューム調節ボタン。インターフェイスとなるUSBポートは標準タイプAとなっている |
気になるのは、対応フォーマットが“128kbpsエンコードのMP3ファイル”のみとなっていること。これには注意が必要だろう。高ビットレートや可変ビットレートに対応していないというのは残念だ。
価格はコムサテライト3号店で1万800円。色はシルバーとブラックの2種類がある。
【取材協力】