次世代PCIバスと目される“PCI-X”にいち早く対応した3Com製のギガビットイーサネットカード「10/100/1000 PCI-X Server Network Interface Card」(型番:3C996-T)が国内初登場。PCI-Xは64bit PCIの倍にあたる133MHzのバス速度を持つもので、転送レートも1GB/秒へと引き上げられている。現在、DIY市場に流通しているマザーボードにPCI-Xスロットを搭載している製品は存在しないが、PCI-Xが下位互換性を持つことから考えると、64bit PCI(66MHz時最大転送レート533MB/秒)でも使用可能なようだ。価格は入荷しているUSER'S SIDE本店で2万9800円と、単純にギガビットイーサネットに対応しているNICと捉えてもかなりお買い得。クールなパッケージも目を引くだけに、ハイエンドユーザーの間では注目の製品となるかもしれない。
クールなパッケージ。“PCI-X”の文字が躍る |
写真では分かりづらいかもしれないが、パッケージには日本語による紹介文も確認された。国内版のパッケージと言っても通用しそうだ |
なお、同製品は3Com自社開発のネットワークコントロールチップを搭載。コネクタは従来のメタルワイヤーで使用できるRJ-45となっており、カテゴリー5のUTPケーブルが使用可能となっている。速度は10/100/1000BASE-Tの自動切換タイプ。
ICP VortexのRAIDカードも入荷
6chモデル「GDT8563RZ」 |
なお、USER'S SIDE本店ではICP Vortex製、32/64bit PCI両対応のUltra160 SCSI RAIDカー ドも31日から販売中。同店では6chモデル「GDT8563RZ」、4chモデル「GDT8543RZ」、2chモデル「GDT8523RZ」の3種類を入荷したとのことだが、取材時にはすでに2chモデルは完売となっていた。RAIDレベルは0/1/4/5/10に対応。なお、3製品ともはIntelのI/Oプロセッサ“80303”というI/Oプロセッサを搭載し最大256MBのキャッシュメモリ(PC133 ECCタイプのみ)を搭載可能。特に6chモデル(内蔵4ch/外部1ch/内外共通1ch)の見た目は壮観で、まさに“ハイエンド”という雰囲気をかもし出している。価格は6chモデルが24万8000円、4chモデルが22万8000円、2chモデルが19万8000円。
【取材協力】