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IBM製HDDの新型“Deskstar 60GXP”シリーズが新登場!

2001年03月29日 22時23分更新

文● 小磯

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Deskstar 60GXP

 IBMから3.5インチタイプの新型HDD“Deskstar 60GXP”シリーズが登場してきた。同シリーズは、製品型番「DTLA-3070xx」で知られる“Deskstar 75GXP”シリーズの後継製品。回転速度は7200rpmで、プラッタ1枚あたりの容量は、DTLA-3070xxの15GBから、20GBへと増大している。20GBプラッタを採用した同社製HDDは、回転速度5400rpmの“Deskstar 40GV”(DTLA-3050xx)があったが、7200rpmの製品としてははじめてとなる。



型番

 同シリーズは型番を一新。これまでDeskstarファミリは前述したように4桁のアルファベットから始まり、ハイフンを挟んで後ろに数桁の数字という型番表記をしていたが、今回からは「IC35L040AVER07」というように、まったく異なる表記へ変更となっている。すでにSCSI接続の製品やノートPC向けの製品の一部はこの新型番へ移行しているが、今後はDeskstarファミリもこちらで統一されると思われる。ちなみに“IC35L040AVER07”は「IBM Corp.製(IC)3.5インチ(35)、1インチハイト(L=1インチ)、40GB(040)容量でインターフェイスがATA(AV)の7200回転(07)ドライブ」という意味。“ER”は、Deskstar 60GXP専用のユニークコードである。



底面

 その他の仕様を見てみると、インターフェイスはUltra ATA/100で、平均シークタイムは8.5ms、バッファは2MBとなっている。これらの点はDeskstar 75GXPと同じ。ただし、記録密度の向上にともない内部転送速度が494Mbps(61.75MB/秒)と、先代のモデル(444Mbps=55.5MB/秒)に比べて向上している。気になる動作音は「5400回転のHDDと同程度」(IBMのプレスリリース)とのこと。



販売中

 今回入荷が確認されたのはT-ZONE.PC DIY SHOPのみ。同製品のラインナップは、プレスリリース上は20/40/60GBが、スペックシート上では10/20/30/40/60GBが確認されているが、まずは40GBモデルのみが2万1800円で販売開始となっている。ここ1、2週間に渡りDeskstar 75GXPシリーズの45GBモデル「DTLA-307045」が各店で品切れ状態が続き、「DTLA-307030」も品薄傾向にあったのは、Deskstar 60GXP登場に向けての出荷調整だった可能性が高い。
 なお調査したところ、週末から来週にかけて並行輸入版の入荷を予告するショップや、来週中に国内流通版を入荷するというショップがいくつかあった。20GBや60GBのモデルもそう遠くない将来に入荷しそうな気配だ。年末から最近にかけて登場した「Barracuda ATA III」「WD Caviar(“AB”シリーズ)」の登場直後と比べれば入手はしやすくなりそうである。



IC35L060AVER07

※31日には60GBモデル(型番:IC35L060AVER07)が入荷。価格はコムサテライト1号店で2万6780円、コムサテライト3号店で2万6800円、高速電脳で2万7800円となっている。

※アスキーデジタルバイヤーでは、早速Deskstar 60GXPのベンチマークテストを実施した。気になる結果はこちらを参照してほしい。



31日現在の価格情報(IC35L040AVER07)

価格ショップ
\20,400ZOA 秋葉原本店
\20,800コムサテライト1号店
コムサテライト2号店
\20,980コムサテライト3号店
\21,800T-ZONE.PC DIY SHOP
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