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NEC、61インチプラズマディスプレーを製品化

2001年03月27日 18時37分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は26日、61インチ(対角155cm)プラズマディスプレーを開発したと発表した。販売および量産については、2001年度第2四半期(7~9月)に開始する予定。価格は未定。

61インチプラズマディスプレー
NECが開発した61インチプラズマディスプレー

製品の特徴は、セル構造と駆動方式の見直しにより発光効率を向上させ、従来技術によるものと比較して約30パーセントの消費電力低減を達成。赤色の表現力向上のため、独自のCCF(※1)に“Accucrimson(アキュクリムゾン)”を加えた2段階のフィルター構造を採用し、朱色と真紅の違いを明確に表現した。モジュールベースで、ピーク輝度が600cd/平方メートル、暗所コントラスト1000:1、明所コントラスト80:1となる。画素数は水平1365×垂直768(105万画素)の正方画素(画素ピッチは0.99×0.99mm)でプログレッシブ表示方式を採用する。デジタルハイビジョン放送規格1080iに対応したシネマモードなどを搭載する。アスペクト比は16:9。表示色はRGB各256階調 1677万色。消費電力は約660W。本体サイズは幅1480×奥行き119×高さ890mmで、重さは非公表。

※1 CCF (Capsulated Color Filter):赤・緑・青3色のカラーフィルターをガラス内に埋め込み、プラズマ放電の際に発生する不要光をカットし、表示できる色純度を高める独自技術。

同社では、IT教育現場や設計・デザイン用のパソコンディスプレー、中規模会議室のモニターなどの需要を見込んでいる。

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