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DynaBook A1/X10PMC

DynaBook A1/X10PMC

2001年03月26日 21時38分更新

文● 佐久間

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DynaBook A1/X10PMC

東芝

オープンプライス

ノート用の最速CPU「Mobile PentiumIII-1GHz」が発表された3月19日、東芝はDynaBook A1シリーズのハイエンドモデルとして同CPUを搭載した「DynaBook A1/X10PMC」を発表した。この機種は、2000年11月に発表されたNvidia初のノート用2D/3Dアクセラレータ「GeForce2 Go」を搭載した点でも注目を集めている。

 DynaBook A1/X10PMCは、DynaBook A1シリーズのハイエンドモデル。A1シリーズは、東芝の個人向けノートPCの最上位シリーズだが、中でもこのA1/X10PMCは筐体こそほかのA1シリーズと共通なものの、その心臓部はまったくの別物だ。

筐体は従来のDynaBook A1だが、
パワフルな“エンジン”を搭載したハイエンドモデル

GeForce2 Goのプロパティ画面
GeForce2 Goは、GeForce2 MXをベースに設計されているだけあって、標準でTwinViewをサポートしている。

 CPUは前述のとおり、ノート用CPUとしては現在最高速のMobile PentiumIII-1GHz、チップセットはi815EMを採用している。i815EMはデスクトップ用チップセット「i815E」のモバイル版でビデオ機能を内蔵するが、パフォーマンス重視の本機ではこれを使用していない。代わりにNvidia初のノート用2D/3Dアクセラレータ、というよりも初のノート用GPU(Graphics Processing Unit:座標変換や光源処理をCPUに代わって行う演算ユニット)「GeForce2 Go」をAGP 4xで接続、ビデオメモリとしてSDRAM16MBを搭載している。GeForce2 Goについて補足しておくと、GeForce2 MXをベースに省電力化を図ったノート向け2D/3Dアクセラレータチップで、動作クロックは143MHzとデスクトップ用のGeForce2 MX(166~175MHz)に比べてやや低く抑えられているが、パフォーマンスは従来のノート用ビデオチップ(SavageIXやRAGE Mobilityなど)を凌駕すると言われている。ただし、ビデオチップにメモリを内蔵しない(ビデオメモリを別途載せる必要がある)ため、サブノートなどには向かず本機のようなパフォーマンス重視のA4オールインワンノートが主な用途になると思われる。



DynaBook A1/X10PMCの底面
メモリスロットは背面にひとつ。HDDの換装も比較的楽にできる(ただし、メーカーの保証対象外の行為なので注意)。

 メモリはオンボードに128MB SDRAM(PC100)を搭載し、SO-DIMMスロット×1に256MB DIMMを搭載することで最大384MBまで拡張できる。内蔵HDDは30GB(UltraATA/66接続)で、試作機には富士通製「MHM2200AT」が採用されている。
 液晶は1400×1050ドット(SXGA+)/15インチのSuperViewTFTを搭載。輝度を強化して、従来より明るい表示になり、左右の視野角もかなり広くなった(ほぼ真横でも色が反転することはない)。が、試作機で見る限り上下の視野角に関してはややセンシティブで、30度程度傾くと上からは白っぽく、下からは逆に暗転して見える。液晶面がちょうど直角になるよう、座高に合わせて液晶の角度を調整しておこう。



DynaBook A1/X10PMCの両側面
本体右にCD-RW&DVD-ROMのコンボドライブ、左にFDDとPCカードスロットが並ぶ。

 パラレル×1(シリアルポートは省略)、USB×2、LAN、モデム、IEEE1394(4ピン)、S/PDIFの各種端子は背面に並び、右側面にはCD-RW&DVDのコンボドライブとオーディオ端子、TV出力端子(付属ケーブルでS-Video端子に変換)が、左側面にはFDDとPCカードスロット(TypeII×2/TypeIII×1)が配置されている。コンボドライブ(東芝はマルチドライブと呼称)のスペックは書き込み8倍速/書き換え4倍速/DVD読み出し8倍速/CD読み出し24倍速で、松下製「UJDA710」を採用している。実際、DVD-Videoタイトルをいくつか再生(ソフトはWinDVD 2000をプリインストール)してみたが、高速なCPU&ビデオチップにバスウーファ付きスピーカの組み合わせで、15インチの液晶画面に迫力の再生が楽しめた。しいて挙げるなら、これだけの大画面で楽しめるのだからキーボードやアキュポイント(ポインティングデバイス)での操作ではなくリラックスした姿勢で操作できるリモコンもセットにしてほしかったところだが、これは欲張りすぎだろうか。



DynaBook A1/X10PMCの前背面
背面にはシリアルを除く各種(レガシー)ポートとUSB、IEEE1394などが並ぶ。このポートの間にあるスリットにも注目。

 そのほかのプリインストールもA1シリーズ共通だが、目立ったところでは東芝が最近特に力を入れている音声認識ソフト「LaLa Voice 2001」、海外のWebサイトの閲覧に便利な翻訳ソフト「The翻訳インターネット V5.0 英日/日英」、標準搭載のIEEE1394端子にDV機器(デジタルビデオカメラなど)を接続して動画キャプチャ&編集を行う「Ulead Video Studio 4.0 SE」などが挙げられる。



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