MSI/エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン
オープンプライス(実売価格1万8000円前後)
「Pro266 Master」は、MSIのApollo Pro266チップセットを搭載したマザーボード。DDR SDRAM用のDIMMソケットのほか、2本のSDRAM用のDIMMソケットを備えるのが最大の特徴だ。その仕様を解説していこう。
段階的なアップグレードや将来の使い回しに最適
FSBも1MHz刻みで設定可能
さて、このPro266 Masterの最大の特徴は、3本のDDR SDRAM用DIMMソケットに加えて、2本のSDRAM用DIMMソケットを実装していること。つまり、PC1600/PC2100 DDR SDRAMに加えて、PC100やPC133に対応したSDRAMも使用できる。さすがにDDR SDRAMとSDRAMの両方を同時に使用することはできないが、「まずはボードだけ購入し手持ちのSDRAMを流用して、今後予算に余裕ができたらDDR SDRAMに乗り換える」といった段階的なアップグレードを可能にしている。また、はじめからDDR SDRAMで利用する場合も、今後新しいDDR SDRAMマザーボードを購入したときにそちらにメモリを流用して本ボードは余ったSDRAMで利用するなど、いろいろとツブシが効く。手持ちのPCパーツをいろいろと使い回したい自作ユーザーには大歓迎の仕様といえる。
Avance Logicの4ch出力対応オーディオコーデック「ALC200」。 |
FSBは、BIOS上でキーボードから具体的な数値を入力することで設定する。 |
CPUタイプ判別用のジャンパ列はCPUクーラー取り付けの邪魔にはならない。手前の緑色のジャンパは、FSBタイプを任意設定するためのもの。 |
そして、独自の機能としては、「D-LEDs」機能。もはやMSI製のボードではお馴染みとなった機能だが、LEDの点灯状態でシステムの状況を知らせるもので、正常に起動しない時などに、何が原因で停止したのかを知ることができる。。また、VT8233は6ポートのUSBコントローラを内蔵するが、それに対応したUSBポート増設用のブラケット(4ポート)も標準で付属、背面パネルの2ポートとあわせて、6ポートをフルに活用できる。
システムの状況をLEDの点灯状況で知らせるD-LEDs。正常に起動しない時などに、何が原因で停止したのかを知ることができる。 |
製品名 | Pro266 Master |
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メーカー | MSI |
チップセット | Apollo Pro266(VIA) |
メモリソケット | DDR DIMM×3、DIMM×2 |
拡張スロット | AGP×1、PCI×5、CNR×1(PCIと共用) |
FSB設定クロック | 66~166MHz(BIOS、1MHz刻み) |
コア電圧 | 自動 |
I/O電圧 | 自動 |
クロックジェネレータ | 94227AF(ICS) |
ハードウェアモニタ | W83627HF(Winbond) |
BIOS | AWARD |
ボードサイズ | 305(H)×250(W)mm |
問い合わせ先 | エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパン http://www.msi-computer.co.jp/ |