先週から大きく価格が下がり始めたDDR SDRAMだが、今週もその勢いは衰えていないようだ。PC2100 DDR SDRAM 128MB(CL=2.5)の最安値が8000円台で、どこも軒並み1万円割れ。256MBも最安値は先週から約3000円下落し、2万2000円程度となっている。
ここ20日程度で一気に実売価格が下がったの理由のひとつとしては“CL=2”と印刷されたシールの貼られているNanya製のDDR SDRAMが挙げられる。Nanya製に引きずられるかたちで全面安となっているようだ。「近いうちに128MBは7000円台まで下がり、256MBは2万円を割る」(複数ショップ)とのことで、マザーボードやCPUも揃い始めた今、いよいよ主役の座はSDRAMからDDR SDRAMに移ってきそうな気配だ。
ちなみにNanya製のDDR SDRAMだが、これはASUSTeK製「CUV266」がバンドルしているのと同じもの。VIAの認定はCL=2.5で受けているが、CL=2でも動作するためこのような表記になっているのだろう。一部のショップでは“CL=2”として販売しているが、VIAの保証はCL=2.5までなのでやや注意が必要だ。
一方、PC100/PC133 SDRAMはというと、円安の分、若干値上がり傾向にはあるものの、実売価格はほぼ横ばい。ただし、いくつかの代理店は来週分から卸値の値上げをショップにアナウンスしているようで、来週末にはかなりの値上げとなっている可能性もある。
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