もはや止まるところを知らない、GeForce2 MX搭載ビデオカードの発売ラッシュ。GeForce2 MX 200/400がGeForce2 MXシリーズ搭載製品の種類をさらに増やすという現状になっており、ユーザーがとまどいを隠せないほどだ。
そんななか、今週も信じられないほど多くの新製品が登場し、混乱に拍車をかけている。以下、今週現れた製品を列挙してみよう。
【玄人志向シリーズ「GeForce2MX-AGP32」】
(型番:SmartView-GF2MX)チップ | 仕様 | 価格 |
---|---|---|
GeForce2 MX | AGP版 VRAM32MB | \8,999(カクタソフマップ) \9,980(TSUKUMO eX.) |
【TORICA(東海理化販売)「TRCA-VMX400-32ATV」】
チップ | 仕様 | 価格 |
---|---|---|
GeForce2 MX 400 | AGP版 VRAM64MB | \12,800(クレバリー1号店、TSUKUMO eX.) |
GeForce2 MX 400 | AGP版 VRAM32MB TV出力付き | \13,800(クレバリー1号店、TSUKUMO eX.) |
【InnoVISION「TORNADO GeForce2 MX 400」】
チップ | 仕様 | 価格 |
---|---|---|
GeForce2 MX 400 | AGP版 VRAM32MB (“MX 400”パッケージ) |
\10,800(高速電脳) \11,800(コムサテライト3号店) |
GeForce2 MX 400 | AGP版 VRAM32MB TwinView (“MX 400”パッケージ) |
\13,800(高速電脳) |
GeForce2 MX 400 | PCI版 VRAM64MB | \16,500(コムサテライト3号店) |
GeForce2 MX 400 | PCI版 VRAM64MB TV出力付き | \17,200(コムサテライト3号店) |
GeForce2 MX 400 | PCI版 VRAM64MB TwinView | \17,980(コムサテライト3号店) |
GeForce2 MX 400 | PCI版 VRAM32MB | \12,980(コムサテライト3号店) |
GeForce2 MX 400 | PCI版 VRAM32MB | \13,980(コムサテライト3号店) |
【Prolink「PixelView GeForce2 MX」】
チップ | 仕様 | 価格 |
---|---|---|
GeForce2 MX | AGP版 VRAM64MB TV出力付き | \13,200(コムサテライト3号店) \13,380(OVERTOP、ZOA 秋葉原本店) |
GeForce2 MX | AGP版 VRAM32MB D-Sub+DVI(TwinView) | \13,980(OVERTOP) \14,200(コムサテライト3号店) |
“玄人志向シリーズ”は、Athlon/Duron用のオーバークロックシールや、1日に登場したAthlon/Duron用のオーバークロックツールに続く製品。GeForce2 MXで“玄人志向”というのはいかがなものかという気がしないでもないが…。
聞き慣れない“TORICA”ブランドは、PCパーツを取り扱う代理店としてアキバでは知られている東海理化販売のオリジナル。現在同社が代理店として販売しているHIS(Hightech Information System)製ビデオカードを自社ブランドで発売したものと推測される。
InnoVISIONからは“GeForce2 MX 400”と印刷された化粧箱入りのGeForce2 MX 400搭載カードがずらり。ただし、基板上のシルク印刷は今回も“GeForce2 MX”のままとなっている。また、Prolinkからは出ていそうで出ていなかったGeForce2 MXカードが2製品現れた。
同一シリーズではまったく同じパッケージを用いるInnoVISIONだけに、今回もパッケージ側面のシールでしか中身は判別できない |
ここまで来ると、ちょっと異常事態とさえ言える。特にInnoVISIONの一斉“400”化は事件。これにProlinkなど他社も追随した場合、ショップはそれこそ“GeForce2 MX専門店”化してしまいそうなほどで、どうやって展示しようかと頭を抱えているところも少なくない。
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