トミーのブース内では、リズム時計工業とテレビ東京、トミーの3社が共同開発した音声認識システム塔載のペット目覚まし時計『リズモ』が展示されている。
ペット目覚まし時計『リズモ』。このリズモはテレビ東京のマスコットキャラクターのひとつ |
リズモは、ユーザーが話した言葉を学習する目覚まし時計。リズモの頭部にあるスイッチを押してユーザーが「おはよう」など、同じ言葉を繰り返し教えると、音声を認識してその言葉を記憶する。さらに「ただいま」と「おかえり」を交互に覚えさせると、「ただいま」と「おかえり」という言葉が連動すると判断し、ユーザーが「ただいま」と語り掛けると、リズモが「おかえり」と応えるようになるという。
また、リズモの音声認識システムは常時機能しているため、口癖などユーザーが無意識のうちに繰り返し話している言葉を勝手に覚え、その言葉を突然話し出したりする。さらに、日々覚えた言葉をさまざまに組み合わせて会話文を話すようになるという。
目覚まし機能も、もちろん搭載しており、起きたい時刻をセットしておくと、その時刻にリズモが覚えた言葉を話しだして起こしてくれる。5月発売で、価格は7000円。現在、専用ウェブサイト(http://www2.rhythm.co.jp/rhythmo/)で購入予約申込を受け付けている。
またトミーは、1分間の音楽データを収録できるメディアカード『MicroMusic Chip』と、MicroMusic Chip用再生プレーヤーを展示している。MicroMusic Chipは、独自形式の音楽データを1分間分収録した小型カード、専用プレーヤーで再生できる。カートリッジは約2cmほどの小型サイズだ。
1分間の音楽データを収録したカード『MicroMusic Chip』。実は同社とセガトイズとの提携により、セガトイズが2月28日付けで発表したヒューマノイド型ダンスロボット『M-BOT』の音楽データカードとして『MicroMusic Chip』が採用されている |
『MicroMusic Chip』用のプレーヤー。再生のみ可能なものから、ラジオ機能を搭載したものまで用意されている |
こちらはプレーヤーのプロトタイプ。腕時計型モデルやペン型モデル、アラーム時計型モデルなどが並ぶ |
タカラの『メルモード』は、5m以内の距離で赤外線通信によりメールのやりとりが行なえる子供向けモバイルツール。折りたたみ式携帯電話タイプのデザインで、メールは64文字(カタカナ、アルファベット、数字、絵文字)まで入力可能。メールのほか、アドレス、スケジュール、電卓といった機能を備え、ミニゲームも収録されている。また『メルモードステーション』を家庭の電話に接続すれば、遠隔地のメルモードと電話回線経由でメールを送受信できる。留守録機能を搭載しており、最大5通分まで保存可能。7月18日発売で、価格はメルモードが3980円、メルモードステーションが5980円。
赤外線通信でメールの送受信が可能な『メルモード』 |
電話に接続して利用する『メルモードステーション』。メルモードから赤外線通信でメルモードステーションにメールを送信、メルモードステーションから電話回線経由で遠隔地のメルモードへメールが送られる仕組み |