特徴のないケースを探す方が難しくなっている昨今だが、今週も独自性を主張するケースがいくつか登場した。それぞれ紹介していこう。
肉厚アルミフレームケースがベイを増やして再登場
IDX-200BE/N。ドライブベイの蓋を閉じるビスにはなぜが番号がふってある |
肉厚なアルミフレーム、デザイン、2万円以下という価格で人気のMicroATXケース“ATX-AL”シリーズがアイデクソン中央ブランド“IDX-200”シリーズで再登場してきた。
今回アキバに現れたのはケース全体のカラーがブルーの「IDX-200BE/N」、シルバーの「IDX-200SI/N」、ブラックの「IDX-200BK/N」の3製品。ドライブベイの数が5インチ×2、3.5インチ×2、シャドウ×2と、従来製品(5インチ×1、3.5インチ×2、シャドウ×2)に比べ、5インチベイが1つ増加。また、独自仕様で使いづらかったドライブベイのフレームが一般的な形状に変更されるなど、全体的に取り回しが容易になっている。
スチール製のドライブベイ用フレーム。従来製品では同梱のL字型の金具でベイを固定する必要があったが、今回はその手間から解放されている |
背面には9cm角ファンを取りつけるためのスペースを確保。なお、マザーボードは天地逆に取りつける仕様となっている |
電源はSeventeam製のSFX対応200W電源。ただし、ATXタイプの電源も搭載できるので、スタイリッシュかつパワフルなマシンを組むことも可能。サイズは180(W)×268(D)×395(H)mmとMicroATXケースとしては大きいが、さすがにATXフォームファクタのマザーボードを組み込めたりはしないようだ。
価格はコムサテライト3号店で2万3500円、クレバリー3号店で2万3800円となっており、両店ともに3色共通。とにかく格好いいケースが欲しいなら要チェック。
ステレオスピーカ内蔵アルミケース「CS-A4387LX」
ケース前面にステレオスピーカを搭載するという珍しい仕様のアルミケース「CS-A4387LX」がシーティーエスから登場した。同製品は3.5インチベイ/シャドウベイの下に3Wのスピーカを2つ内蔵。これにより、スピーカが机上からなくなってスッキリするという。床に置かず、机の上に置いて使うことが前提のタワーケースというのはなかなか珍しい。
内蔵のステレオスピーカ。ケース前面下のライン入力端子にサウンドカードからの出力を入れれば、このスピーカから音が鳴る。しかし、フェイスにはどこを見てもスピーカ用の穴は空いていない。ナゾである |
ケース全体の仕様は先に登場したテクノバード製「ATX-4305+CAG」と同じ。スピーカを内蔵したためケース前面の吸気ファン用のスペースが省かれた点のほかは、フェイスと電源容量のみがATX-4305+CAGとの違いとなっている。
フェイスは全体に丸みを帯びており、色はシルバーとタリックバイオレットの2色。PowerWin製のATX2.01対応250W、低騒音加工済みの電源ユニットを搭載し、Athlon-1GHzまで対応する。
ベイの数は5インチ×4、3.5インチ×2、シャドウ×1。フロントにUSB×2、マイク入力×1、ライン入力×1、ライン出力×1、ゲーム/MIDIポート×1、IEEE1394×1といった端子を引き出せる点にATX-4305+CAGと変わりはない。また、CPUとCPUクーラーを囲むように8cm角ファンが取りつけられ、排気に配慮されている点や、カードストッパーを4つ装備する点もまったく同じものだ。サイズも200(W)×450(D)×410(H)mmとほとんど変わらない。
23日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\17,800 | コムサテライト3号店 |
\19,800 | CUSTOM クレバリー3号店 高速電脳 |