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【BrainShare vol.3】ノベル本社に侵入! ネットワーク最前線の開発基地の内部が明らかに!

2001年03月22日 22時23分更新

文● UpsideJapan 鹿毛正之

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ASCII24の取材班は3月21日、BrainShareの開催でほとんどのスタッフが出払っているノベル本社に突撃取材を敢行した。2000年2月にオープンしたばかりの現本社社屋は、ユタ湖のほとりに聳え立つ8階建てのインテリジェントビルだ。

ノベル本社
8階建ての威容を誇るノベル本社

正面玄関を入るといきなり自動改札機に出くわした。このセキュリティー設備はまさしく自動改札機そのもので、社員証をゲートにかざすと緑色の認証ランプが点灯し、通ることができるという代物だ。強硬突破しようモノなら赤色ライトとけたたましいサイレンが鳴り響き、屈強な警備員につまみ出されることは間違いないだろう。

セキュリティ装置
本社の正面玄関に設置されていた自動改札機のようなセキュリティー装置

幸いなことに取材スタッフは、特別にこのゲートを通ることが許された。レセプションの女性がゲートの開閉ボタンを押さえている間、我々はノベル社内へと足を踏み入れることができた。

ネットワーク分野の大手企業とあって、社内には広大なサーバースペースが設けられている。ここに収納されているサーバーは320台におよび、日々3TBのデータをテープドライブでバックアップしているという。ユタ州は地形的にほとんど地震に見まわれない土地だが、それでもビルの設計には耐震構造を取り入れているという。

サーバーはコンパック、HP、IBMなどさまざまなメーカーの製品を利用しており、冗長性を確保しているようだ。また、増え続けるデータに対応するため常にサーバーのアップデートを行なっており、18カ月前に導入したという5ラック分はあろうかという巨大なサーバーと、それと同等の性能を持ちながらビデオテープ大の大きさしかない最新のサーバーが同居していた。製品寿命の長いものになると、5年間使い続けるケースもあるのだそうだ。

サーバールームは当然空調が完備されており、上からだけでなく床からも冷風が噴き出しているのが印象的だった。また光ファイバーを中心とするケーブル類は整然と束ねられており、以前に同所を訪れた日本企業のスタッフが、その整理整頓された環境に驚いていたという。ちなみに同所にはなぜかエプソン製の386マシンが1台だけポツンと置かれていたのだが、それが何のためなのかを聞きそびれたのが惜しまれるところだ。

ノベル本社のデータセンター
320台のサーバーを格納するデータセンター、ここに見えているのは全体のホンの一部に過ぎない

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