マイクロソフト(株)の21日の発表によると、米マイクロソフト社は現地時間の19日、同社の“Microsoft .NET”戦略を前進させるための一連のテクノロジー“ヘイルストーム(HailStorm)”を発表した。報道関係者やと業界アナリストを対象にしたテクノロジーブリーフィングにおいて、ビル・ゲイツ会長兼CSA(チーフ ソフトウェア アーキテクト)が“ヘイルストーム”テクノロジーに関するデモを公開したという。
“ヘイルストーム”は、同社の.NETサービス部門が開発した、XMLをベースにしたウェブサービスのアーキテクチャー。SOAPソーププロトコルによるオープンアクセスモデルを採用しており、特定のOSやプログラム言語、オンラインサービスに依存せずに、ヘイルストームにアクセスできるという。これにより、各種のアプリケーションが、インターネット経由で、個人ユーザーのスケジュール表やアドレス帳、文書などにアクセスできるようになるとしている(個人の特定と認証、同意が必要)。同社では、将来の.NETサービスによる豊富なサービスが提供される場合に、中心的な役割を果たすものと位置づけている。
併せて、米アメリカン・エクスプレス社、米Click Commerce社、米イーベイ社、米Expedia.com社、および米Groove Networks社の5社を.NET戦略の推進企業としてパートナーとすることを発表した。